大相撲 ▽夏場所2日目(11日、両国国技館)

 大関・霧島(音羽山)は幕内・義ノ富士(伊勢ケ浜)との立ち合いで低く鋭く当たると、手繰って背後を取る。粘られ、足を飛ばしてくる相手をしのぐと、冷静に突き落とし。

先場所後に12場所ぶりに大関へと復帰した30歳は「春場所は立ち合いが合わなかったが今回は強く当たれた。初対戦は足技で負けたけど今回はいい流れで取れた」と経験を生かした。八角理事長(元横綱・北勝海)は「稽古がしっかり出来ているので、慌てない」とうなった。

 朝稽古中に横綱・豊昇龍の休場が決まり、急きょ結びを取ることに。本音は「もっと早く相撲を取って(取組を)終えたい」だったが、「勝負ですから」と切り替えた。初日から横綱・大の里と大関・安青錦が休場し、琴桜も連敗発進。序盤から荒れ続ける中、「ほかは全く意識せず、自分の一番に集中した」と淡々。幕内後半戦の九重審判長(元大関・千代大海)は「横綱不在の場所で『俺が主役だ』と思っていい」と背中を押した。

 完璧な勝ちっぷりと体の仕上がりに早くも八角理事長は青写真を描く。「今場所に優勝したら、相当自信が付く。優勝したら来場所、上(横綱)も見えてくるのではないか」と期待。新大関だった3日目まで右肋骨(ろっこつ)骨挫傷で休場していた23年名古屋場所とは対照的だが、「まずは自分の一番をしっかり取る」と浮かれず。

帰ってきた看板力士が夏場所を引っ張る。

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