3月の輸出は2.5%増に鈍化、中東情勢で中国の輸出競争力は向上か
中国の2026年3月の米ドル建て輸出は前年同月比2.5%増にとどまり、市場予想を下回った。1-2月期の前年同期比21.8%の大幅増から急減速した。
その結果、3月の貿易黒字は49.8%減の511億米ドルと、1-2月の26.2%増から一転して急減。3月の国内総生産(GDP)成長率に対する純輸出の寄与度が低下する見通しとなった。1-3月期の累計では、輸出は前年同期比14.7%増、輸入は22.7%増。貿易黒字は2.5%減の2,643億米ドルとなっている。
3月の輸出減速を招いた主な要因は、旧正月の時期的なずれという季節要因や、米関税導入前の駆け込み輸出による前年同月実績の高さ、中東情勢。ただ、3月の段階では世界の製造業購買担当者指数(PMI)は堅調で、世界の総需要も安定的だったことから、BOCIは季節要因と地域的な需要減による影響が大きかったとみている。
中東情勢は原油高による船舶燃料コストの急騰以外に、中東向け輸出の障害にもなった。税関総署によれば、輸出全体の約4.5%を占める中東向け輸出は3月に減少したという。
中東情勢は製造業、特に石油・化学関連のサプライチェーンを混乱させており、ホルムズ海峡の封鎖がさらに長期化すれば、東南アジア諸国連合(ASEAN)など、エネルギーや原材料輸入の中東依存度が高い国・地域が打撃を受ける。
一方で、中国は電力構成や豊富なエネルギー備蓄を背景に産業チェーンの抵抗力が強く、相対的な輸出競争力がさらに高まる見込み。BOCIは最終財、消費財の輸出需要の増加を予想。
ただその半面、エネルギー価格の高騰と原油供給のひっ迫は世界経済の鈍化を招く要因。BOCIはこの先、ホルムズ海峡の封鎖による世界貿易需要への影響がさらに鮮明となり、商品価格の上昇が製造活動を圧迫、さらにインフレ下で消費者心理も悪化する可能性を指摘し、封鎖の長期化が中国の輸出減速につながる可能性に言及している。
地域別に見ると、3月には対米輸出が26.3%減(輸出全体に占める米国の割合が9.9%に縮小)。ほかに欧州連合(EU)、日本、韓国など各国・地域向けが軒並み減速した。品目別では、労働集約型製品の輸出に急ブレーキがかかる半面、集積回路とハイテク製品は85.3%増、31.5%増。自動車、船舶輸出は減速しつつも、40%前後の伸びを達成した。
輸入は3月に27.8%増と高い伸びを記録したが、これは前年同月実績の低さや一部商品価格の高騰、国内需要の回復が背景。農産物と中間財の輸入が好調で、銅や鉄鋼製品の輸入は加速した。原油輸入額の減少幅は縮小したが、価格急騰によるもので、輸入量は2.4%の減少(1-2月は15.8%増)に転じた。
BOCIによると、ホルムズ海峡の封鎖が続く中、原油輸入量は4月以降、さらに落ち込む見込み。ただ、原油やベースメタル、電子部品の国際価格の上昇が中国の輸入額全体の押し上げ要因となる可能性が高い。
(Bank of China int.)

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