先週はAI半導体株の独歩高が続き、日経平均株価が一時6万円を突破したものの、多くの株が年初来安値を更新しました。今週はGAFAMが決算発表。
今週のトピック:GAFAMのほか、アドバンテストなど半導体株の決算発表。
日付 イベント 4月26日(日)まで ・米国がパキスタンへの和平交渉団の派遣を中止。今週もホルムズ海峡封鎖が続きそう 4月27日(月) ・ 日立製作所(6501) 、 アドバンテスト(6857) などが決算発表 4月28日(火) ・日銀の金融政策決定会合終了。利上げはなし?
・米国で コーニング(GLW) が決算発表 4月29日(水・祝) ・日本市場は昭和の日で休場
・FOMC終了、金利据え置き!? パウエルFRB議長が任期最後の記者会見
・ アルファベット(GOOG) などGAFAM4社が決算発表 4月30日(木) ・ レーザーテック(6920) 、 東京エレクトロン(8035) が決算発表
・米国の3月個人消費支出の価格指数、2026年1-3月期GDP速報値発表
・米国で アップル(AAPL) 、 サンディスク(SNDK) が決算発表 5月1日(金) ・米国で4月ISM製造業景況指数
・米国で エクソンモービル(XOM) が決算発表
・週末、米国がパキスタンへの交渉団派遣を中止。米国とイラン双方がホルムズ海峡を「二重封鎖」するにらみ合いが続きそう。原油不足による需要抑制で世界経済の落ち込みが懸念されるとAI半導体株も含めた全面安の展開も?
・28日(火)に日本銀行の金融政策決定会合、29日(水)に米国連邦公開市場委員会(FOMC)、30日(木)に欧州中央銀行(ECB)理事会が終了。いずれも金利据え置き予想だが、原油高に対抗した早期利上げ観測が高まれば株価に逆風?
・27日(月)の アドバンテスト(6857) 、30日(木)の 東京エレクトロン(8035) など株価急騰中の半導体株が決算発表。米国でも日本時間30日(木)早朝にグーグルの親会社 アルファベット(GOOG) などGAFAM4社が決算発表。半導体一極集中相場がさらに加速?
4月27日(月)の日経平均
前営業日比164円高でスタートした日経平均はさらに続伸、先週達成した6万円台を再び達成し史上最高値を更新しました。前日比1,000円超高となり、6万円台で推移しています(4月27日14時現在)
先週(4月20日~4月24日)の主要株価指数
終値 前週末比 前週末比率 日経平均株価 5万9,716円 +1,240円 +2.12% TOPIX 3,716.5pt ▲44.2pt ▲1.18% ダウ 4万9,230ドル ▲216ドル ▲0.44% S&P500 7,165pt +39pt +0.55% ナスダック 2万4,836pt +368pt +1.50%今週のマーケット:日米の決算発表集中で続騰!?GAFAM決算でAI半導体独り勝ち相場に変化?
今週の株式市場は週末、ホルムズ海峡の開放交渉に進展が見られなかったため、再び乱高下する展開になるかもしれません。
週末には米国が和平交渉団のパキスタンへの派遣を中止。イランに関係のある仮想通貨3億4,400万ドル(約548億円)の口座凍結を表明。
イスラエルとレバノンの親イラン組織ヒズボラの散発的な戦闘は週末も続いている模様で、26日(日)から3週間延長された停戦期限も崩壊寸前です。
25日(土)夜に米国で開かれたホワイトハウス記者夕食会で発砲事件がありましたが、トランプ大統領は無事でした。
S&P500種指数やハイテク株が集まるナスダック総合指数が史上最高値を更新していることもあり、トランプ大統領が株価を気にしてホルムズ海峡問題で突如、イランと妥協する可能性も低そうです。
もし全面的な戦闘が再開するようなら、世界的に株価が急落するでしょう。
先週、値がさの半導体株の影響力が非常に強い日経平均株価(225種)は連日のように最高値を更新し、24日(金)には5万9,716円まで上昇。
しかし、上がっているのはホルムズ海峡封鎖による原油高の悪影響を受けにくく、空前の好業績に沸くAI半導体株と資源株のみという状況でした。
23日(木)には東証プライム銘柄の8割前後の銘柄が下落しており、AI半導体株以外はほぼ全面安という「奇妙な展開」が続きそうです。
今週は半導体株が相次いで決算発表。27日(月)のアドバンテスト、30日(木)の レーザーテック(6920) 、東京エレクトロン(8035)が好決算を発表すれば、ますますAI半導体一極集中相場が加速するかもしれません。
一方、米国では「GAFAM」と総称される巨大IT企業5社が決算発表。
日本時間30日(金)早朝にはアルファベット(GOOG)、 メタ・プラットフォームズ(META) 、 マイクロソフト(MSFT) 、 アマゾン・ドット・コム(AMZN) 、5月1日(金)早朝には アップル(AAPL) が発表予定です。
GAFAMにはAIデータセンター向けの巨額投資がそれに見合った収益に結びついていないことへの懸念が広がっています。
今回の決算発表でGAFAM各社がAI設備投資を積み増すようなら、過剰投資懸念が台頭し株価が下落してもおかしくありません。
そうなると、24日(金)まで18営業日連続で上昇しているフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数:米国市場に上場する半導体企業30社で構成)もさすがにいったん調整するかもしれません。
今週は日本、米国、欧州の中央銀行が政策金利を決定する中央銀行ウイークですが、原油高とそれにともなう景気後退という二つのリスクを前に三つの中央銀行全てが金利を据え置く見通しです。
注目は29日(水)深夜のFOMC終了後に米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が米国内の物価上昇を抑えるための利上げに言及するかどうか。
パウエル議長の任期は来月5月15日までで、FRB議長としての発言は今回が最後となるだけに注目が集まります。
30日(木)には米国の3月個人消費支出の価格指数(PCEデフレーター)も発表。
2月の前年同月比2.8%の伸びから3.5%の伸びに加速する予想です。
注目イベント 米国コーニング、サンディスク、GAFAMの決算発表
今週はGAFAM以外にも、株価急騰が続く米国のAIデータセンター関連企業の決算発表があります。
日本時間28日(火)夜には光ファイバーメーカーの コーニング(GLW) 、半導体の自動テストシステムを手掛ける テラダイン(TER) 、日本時間5月1日(金)早朝には日本の キオクシアホールディングス(285A) と協業関係にある半導体メモリの サンディスク(SNDK) が決算発表。
いずれもAIデータセンター向け実需で好業績が見込まれるため、AI半導体株の続騰につながるかもしれません。
決算結果は、先週、前週末比13.3%高したキオクシアHD、4.5%安だった 古河電気工業(5801) など日本のAIデータセンター株にも大きな影響を与えそうです。
市場別マーケット動向
日本市場
今週は多くの企業が2026年3月期決算を発表。AI半導体関連以外の企業でも好材料が出れば見直し買いに期待が持てます。
決算発表する企業は電気機器、機械、卸売業、証券、電力・ガスなどのセクターが多く、重要なのは前期の決算結果よりも今期2027年3月期の業績見通しでしょう。
3月に始まった中東での戦争とホルムズ海峡の事実上の封鎖が、上場企業の今後の業績にどれほど悪影響を与えるのかはいまだ未知数。
AI半導体株以外の企業の今期業績見通しの良しあしが、全体相場回復の試金石になりそうです。
米国市場
米国では、半導体株の出遅れ組だった インテル(INTC) が先週24日(金)、今期2026年4-6月期の売上高が市場予想を大きく上回る強気見通しを発表して前週末比20.5%高。
ITバブルに沸いた2000年以来、26年ぶりに最高値を更新しました。
一方、中東情勢悪化による一部案件の遅延を発表したクラウド企業大手の サービスナウ(NOW) が前週末比6.7%安。
今週はAIデータセンター向けの過剰投資懸念で株価が停滞しているGAFAMが決算発表を行いますが、中でも注目はマイクロソフト(MSFT)。AIサービスの収益化が遅れていると見なされ、2026年に入って前年末比12%も株価が下落しています。
マイクロソフトがインテルのような好決算発表で見直し買いされるか、サービスナウ同様、戦争によるビジネス停滞で続落するかが注目されそうです。
業種・銘柄の動き
銘柄 先週の騰落率 ポイント アドバンテスト(6857) +5.6% 上場来高値更新で株価に勢い レーザーテック(6920) +12.8% 4月に入り前月末比35.1%上昇 マイクロソフト(MSFT) +0.4% AI相場から取り残されている アマゾン・ドット・コム(AMZN) +5.4% 4月に入りGAFAMの中で最強先週の振り返り:半導体出遅れ株に物色の波!自動車株など年初来安値更新銘柄が続出!
先週の日本株は33業種中、上昇したのはたった7業種。日経平均だけが急騰しましたが、より幅広い大型株の動向を反映した東証株価指数(TOPIX)は前週末比1.18%の下落でした。
先々週に引き続き週間の業種別上昇率1位となったのは情報・通信業。先々週はソフトウエア株が見直し買いされましたが、先週は前週末比31.7%高した ソフトバンクグループ(9984) 1社の急騰だけが際立ちました。
業種別上昇率2位の電気機器セクターでは、米国 エヌビディア(NVDA) に半導体パッケージ基板を供給する イビデン(4062) が主要顧客の米国インテルの好決算もあって35.8%も急騰。
最近の半導体株の中でも一番人気になっています。
個別株でも半導体関連の出遅れ株が急騰しました。
2027年3月期の増収増益予想と増配を発表した半導体商社の トーメンデバイス(2737) が23.9%高、業界再編期待のある自動車向けパワー半導体の サンケン電気(6707) が14.8%高。
象徴的だったのは 任天堂(7974) が半導体価格上昇でゲーム機の採算悪化が懸念されて7.7%安となり、年初来安値を更新。その一方、任天堂向けにゲーム機用のカスタム半導体を製造している メガチップス(6875) が14.8%高したこと。
世界的な半導体の需要逼迫(ひっぱく)や再編期待で、AIに関係のない車載、ゲーム、産業機器向け半導体メーカーや専門商社に買いのすそ野が広がっているのは朗報です。
一方、その半導体を使う立場の自動車株など輸送用機器セクターが週間の業種別下落率2位になるなど、実体経済の影響を受けやすい景気敏感株や物価高で国内消費の低迷が懸念される内需株の多くはほぼ全面安でした。
外需株の代表・ トヨタ自動車(7203) は8.3%も急落して年初来安値を更新。
内需株を代表する 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) が4.0%安、米国原油先物価格は1バレル94ドル台で高止まりするものの、価格高騰で原油に対する世界的な需要抑制が懸念される石油元売り大手の ENEOSホールディングス(5020) が5.5%安。
日本は原油の約9割を中東から輸入しているだけに、ホルムズ海峡開放に向けた動きが全体相場の浮上にとって唯一最大の鍵になっています。
セクター・業種別騰落率(4月24日)
銘柄 騰落率 備考・要因 情報・通信業 +6.70% ソフトバンクG独り勝ち 電気機器 +2.06% 半導体出遅れ株も買われる 機械 +3.37% 外資ファンドによる 牧野フライス製作所(6135) 買収の中止勧告で見直し買い機運 輸送用機器 ▲5.48% 世界的な自動車販売鈍化懸念 石油・石炭製品 ▲6.81% 原油調達の不安台頭
(トウシル編集チーム)

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