JR東日本の駅名標「ひらがな標記」が姿消していくワケ 「あきはばら」→「秋葉原」
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JR東日本の駅名標は、かつては「あきはばら」「よこはま」といった、ひらがな標記が主体のものが掲示されていました。しかし、現在はほとんど見られません。なぜなのでしょうか。

国鉄からJRへ「過渡期」のデザイン

 JR東日本の駅名標は、かつては「あきはばら」「よこはま」といった、ひらがな標記が主体のものが掲示されていました。しかし、現在はほとんど見られません。なぜなのでしょうか。

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横浜駅のひらがな標記時代の駅名標(画像:写真AC)。

 JR東日本の広報にたずねたところ、元々のひらがな標記は、国鉄時代のマニュアルを引き継いで作られたものだと言います。

 駅名標のデザインについては、国鉄時代には国鉄統一のマニュアルがあり、全国どこでも統一した案内サインが掲出されていました。1987(昭和62)年に国鉄が民営化し、北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州の旅客6社に分割された際、そのマニュアルもいったんJR各社に引き継がれました。

 JR東日本ではひとまず、アイデンティティを示す緑色のラインが採用された他は、基本的に国鉄スタイルを踏襲した駅名標デザインが使われました。それが「ひらがな標記」のものです。

 しかしその後「国鉄時代のマニュアルはあいまいな部分も多かった」(JR東日本)として、JR各社のそれぞれが独自のマニュアルを制定することとなりました。JR東日本でも、より分かりやすく見やすい案内サインとするため、サインマニュアルの改訂を実施。そこで駅名標は漢字表記が主体であるとされたのです。