開業時期と概算事業費は「精査中」

 横浜市は今年度、市営地下鉄3号線(ブルーライン)の延伸について、早期の事業着手を目指して各種の取り組みを進める方針です。

【地図】これが地下鉄「ブルーライン」の延伸ルートです

 ブルーラインは、横浜市を南北に貫く地下鉄で、路線延長は40.4kmに及びます。

現時点では、都営地下鉄大江戸線の40.7kmに次ぐ長距離の地下鉄路線となっています。

 延伸区間は、あざみ野駅(横浜市青葉区)から、小田急線の新百合ヶ丘駅南口付近(川崎市麻生区)までの約6.5km。嶮山付近(横浜市青葉区)、すすき野付近(同)、ヨネッティー王禅寺付近(川崎市麻生区)に新駅が設けられる予定です。

 完成すればブルーラインは都営大江戸線を抜き、日本一長い地下鉄になります。また、新百合ヶ丘~あざみ野間はバスなどを使って約30分かかるところが約10分に、新百合ヶ丘~新横浜間は約35分から約27分にそれぞれ短縮。川崎市北部や多摩地域などから東海道新幹線が接続する新横浜駅へのアクセスも向上します。

 延伸は2019年1月に事業化が決定。2020年1月に概略ルート・駅位置が選定され、調査や概略設計が進められてきました。これまでは開業目標が2030年、概算事業は約1720億円(2019年1月の事業化判断時点)の想定でした。

 ただ、建設物価の高騰やコロナ禍による鉄道需要の減少など、新たな課題への対応に時間を要している状態です。開業時期と事業費に関しては現在「精査中」となっています。

 横浜市今年度予算に、高速鉄道3号線(ブルーライン)延伸事業の推進費用として2億17万円を計上。

鉄道事業許可の取得に向け、事業計画の精査に必要な需要予測や設計、測量、土質調査に取り組むとしています。また、国など関係機関との協議・調整を進め、早期の事業着手を目指す方針を示しています。

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