無事離陸~着陸まで成功

 ボーイング・ディフェンスは2026年4月27日、無人給油機として開発中のMQ-25「スティングレイ」量産型が、初の飛行試験を実施したと発表し、公式Xにてその動画を公開しました。

【動画】アメリカ海軍の将来支える「無人タンカー」の飛行試験を動画で

 公開された動画では、格納庫からけん引されたMQ-25が滑走路へと自力でタキシングし、見事離陸に成功。

その後、飛行場へと無事に着陸する様子が収められています。

 MQ-25はステルス機能を有する無人航空システムで、主に空母から発艦し、有人艦載機への空中給油を主任務として設計されています。ミサイル技術の進展などにより、空母を作戦空域近くに出すことが困難になっているため、空母艦載機の作戦距離は年々伸びています。その長大な距離航続を維持するため、現状では艦載機同士で燃料を補給する「バディ給油」が行われています。

 しかし、この方法では、本来攻撃任務に就くはずのパイロットが給油要員として割かれるため、空母の打撃力が低下するという欠点があります。この問題を解決するのが無人給油機であり、MQ-25は現行のF/A-18「スーパーホーネット」2~4機分の給油任務を代替できると期待されています。

 アメリカ海軍は当初、MQ-25を2025年末までに初飛行させる予定でしたが、実証機から量産型への移行の難しさやストライキの影響などにより、2026年2月時点では初飛行を2026年中に実施することを目標に変更しています。なお、MQ-25が空母艦載機として配備されれば、アメリカ海軍初の空母艦載無人機となる可能性が高いと見られています。

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