この記事をまとめると
■アウディTTS クーペの特別仕様車「メモリアルエディション」が発表された■内外装にブロンズを取り入れてダイナミックかつエレガントに仕上げた
■3つのボディカラーを設定して合計100台の限定販売
記念モデル第1弾の登場で歴史の終了に向けたカウントダウンが始まった
アウディのコンパクトスポーツクーペとしてラインアップされているTTは、これまでに3世代四半世紀にわたって生産が続けられ、合計で50万台を超える世界販売台数を記録した人気モデルだ。
そんなTTに特別仕様車「メモリアルエディション」が発売されることになった。このモデルは、生産終了を迎えるTT クーペの歴史を締めくくる特別仕様車の第1弾として企画されたものだ。
特別仕様車「メモリアルエディション」は、TTシリーズの上位グレードであるTTS クーペをベースに、「ラグジュアリースポーツ」をテーマに据えて、専用ブロンドカラーを内外装に取り入れているのが特徴だ。
エクステリアでは、マットブロンズカラーの5スポークスターデザインにダイヤモンドカットを施したアウディスポーツ製20インチアルミホイールを装着したのが目を引く。また、ブロンズのアウディリングスデコラティブフィルムをリヤタイヤ前方サイドに装備することで、スポーティなホイールに華やかさを添えている。

ボディカラーはグレイシアホワイトメタリック、ミトスブラックメタリック、クロノスグレーメタリックの3色を設定する。
ナッパレザーにブロンズの差し色で品のある内装を演出
インテリアは、ベースとなるTTS クーペに標準装備されているスポーツモード付きバーチャルコックピットプラスやシートヒーターなどはそのままに、エクステンデッドレザーのドアアームレストとセンターコンソールを採用。

さらに、ファインナッパレザーのSスポーツシートには、ダイヤモンドパターンのブロンズステッチが入る。インテリアの至るところにブロンズのパーツが用いられ、室内もスポーティで華やかな印象となった。

そして、通常のTTS クーペには用意されないバング&オルフセンの12スピーカーサウンドシステムやプライバシーガラスなどのオプション装備が標準装着されているのもうれしい。
パワートレインは、TTS クーペと同様の2リッター直4ターボエンジンで、最高出力320馬力、最大トルク420Nmを発揮。7速Sトロニックトランスミッションが組み合わせられたアウディ四輪駆動システム「クワトロ」によって効率よく路面にパワーを伝える。

アウディTTS クーペ「メモリアルエディション」は合計100台の限定発売で、価格は927万円。
内外装にブロンズのキーカラーを取り入れた特別仕様車「メモリアルエディション」は、四半世紀続いたアウディ伝統のスポーツクーペ、TTの最後を飾るに相応しいモデルとなっている。