この記事をまとめると
■フォーミュラジムカーナの西日本ラウンドの上位5校が決定



■1位は立命館大学自動車部となった



■東と西それぞれ5校ずつ、計10校が9月に滋賀県の奥伊吹モーターパークで決勝に挑む



西日本のトップ5校が決定!

本日7月2日、三重県鈴鹿ツインサーキットで新たなモータースポーツカテゴリーである「FORMULA GYMKHANA(フォーミュラジムカーナ)」が開催された。各大学の自動車部で争われるこのカテゴリー、7月2日のWEST戦は西日本エリアの10校で争われた。この新たなカテゴリーの詳細と会場の様子をリポートする。



「FORMULA GYMKHANA」とは?

大学の自動車部間で争われる「FORMULA GYMKHANA」は完全なるイコールコンディションでのモータースポーツだ。車両はトヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)から提供されたヴィッツGRMNを使用、今回のWEST戦では、横浜ゴムからアドバンネオバAD09が全車に提供された。そのほか、シートはBRIDEのZETAⅣ、キャロッセのブランドからリリースされるCUSCOの4点ハーネス、エンジン、ミッション、ブレーキフルードといったケミカル類はMoty’s製を使用。どのクルマもまったく同じ変更内容となっている。



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今回のWEST戦と先週の福島県エビスサーキットで行われたEAST戦のそれぞれ上位5校が決勝ラウンドに進出する。決勝ラウンドは9月24日に滋賀県の奥伊吹モーターパークで開催される予定。今回、WEST戦に参戦したのは以下の10校だ。



大分大学/大阪大学/九州大学/近畿大学/甲南大学/神戸大学/同志社大学/名古屋大学、広島大学/立命館大学



手に汗握る熾烈な争いが勃発した決勝レース!

全国大会の切符を掴んだのは?

前日の土曜日には練習走行が行われた。開始直後は曇りで、ところどころにウェット路面が残る状況であったが、終盤に雨が降ってウェットへとコンディションは変化。これにより、コースアウトしてしまう大学もあった。そのような状況のなかで速さを見せていたのが立命館大学で、その次に調子が良さそうなのは近畿大学といった様子であった。



【速報】西日本の自動車部所属の学生たちがガチバトル! フォーミュラジムカーナWEST戦の上位5校が決定
フォーミュラジムカーナ近畿大学



本戦日は午前のヒート1、午後のヒート2で走行した各ドライバーのベストタイムを合計したタイムで順位が決まる。午前のヒート1でトップとなったのは、練習走行から快走を見せていた立命館大学、タイムは4:24.320。

2位は近畿大学で4:29.849であった。決勝進出となる5位までの順位は以下の通り。



1位:立命館大学/4:24.320
2位:近畿大学/4:29.849
3位:甲南大学/4:45.724
4位:広島大学/4:48.136
5位:九州大学/4:45.992



より気温が上がった午後に行われたヒート2。ここで順位を上げてきたのが神戸大学と名古屋大学だ。1本目はミスコースなどでタイムが付かなかったチームが、確実な走りをして順位を上げてきたのだ。これにより、決勝行きの切符をかけた5位までのボーダーライン争いが白熱する展開となった。

最終的に決勝行きを決めたのは以下の5校だ。



1位:立命館大学/4:13.707
2位:近畿大学/4:22.417
3位:広島大学/4:24.905
4位:神戸大学/4:25.701
5位:名古屋大学/4:27.751



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フォーミュラジムカーナ立命館大学自動車部



優勝した立命館大学は練習走行から決勝終了に至るまで、終始圧巻の走りといった印象であった。チームに話を聞くと、経験豊富なOBのサポートを中心に慣熟歩行からコース攻略をシミュレーションしていたそうだ。また、言い訳できないイコールコンディションという環境で勝てたことがとてもうれしいと語っていた。



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立命館大学自動車部



全国10校を集めた全国大会は9月24日に滋賀県の奥伊吹モーターパークで行われる。