【飯塚オート(ナイター)GⅠダイヤモンドレース】青山周平がトップSから逃げて大会4度目V「タイヤを含めて最終日が一番良かった」
 ナイターで行われた飯塚オートのフタバ設計presents「GⅠ第68回ダイヤモンドレース」は最終日の26日、最終12Rで優勝戦を行い、青山周平(40)=伊勢崎・31期・S級=がトップSから逃げ切り勝ち。3大会ぶり4度目のVを挙げるとともに、GⅠ通算優勝回数を「31」に伸ばし、自身が持つGⅠ最多V記録を更新した。


 2、3着には荒尾聡、篠原睦の飯塚勢が続き、3連単は1080円の3番人気だった。

 5日間の総売上額は15億1902万6300円で目標額(13億円)を上回った。


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大会4度目のVを決めた青山周平



 飯塚勢にとっては特別な思い入れがある真夏の伝統の一戦、ダイヤモンドレースのタイトルはまたしても遠征勢の手に渡った。勝ったのは一番試走の3.30を出し、1番人気を集めたS1の青山周平(40)=伊勢崎・31期。飯塚出走は前回のダイヤモンド以来で1年ぶり。しかもマフラーは消音。不安要素はあった。そんな中でのVに「とりあえず良かった」と安堵(あんど)感を漂わせた。

 勝因は間違いなくS。ここまで「ムラ」と言っていたSが5号車だったここ一番でさく裂した。内枠にはオート界屈指のS巧者もいたが、一気に突き抜けて1角を先取りすると、そのまま8周回を悠々と駆け抜けた。

 もちろんエンジンも納得の仕上がりだった。
ずっといい状態は維持できていたが、最後の大一番の前に消耗部品を交換して「思ったよりも試走タイムが出ていたし、乗りやすかった。タイヤを含めて今日(最終日)が一番良かった」とうなずいた。

 10月末から当地でSG日本選手権が開催される。この優勝が「100%つながるかどうかは分からないが、参考になります」。8月の地元SGオートレースグランプリでは優出は果たせたものの5着。大会4連覇を逃した。「悔しい思いをした」というその前回SGの借りは、次の選手権で返す。

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