「水野晴郎」のニュース (118件)
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『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』
藤子不二雄の代表作『オバケのQ太郎』は、ごく普通の少年・正太くんの家に居候する無芸大食漢でお人好しのオバケ・Q太郎が巻き起こす明るいドタバタコメディーだが、藤子・F・不二雄が1973年に発表した『劇画...
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市川崑監督&水谷豊"幻の名作"『幸福』28年の歳月を経て、初のパッケージ化
2009年にピックアップしそびれた作品を紹介したい。市川崑監督、水谷豊主演の映画『幸福』(81)が28年の歳月を経て、11月に初DVD&ブルーレイ化された。劇場公開後、短縮版が一度テレビ放映されたきり...
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"三億円事件"の真相を解き明かす! 桜タブーに挑んだ『ロストクライム』
伊藤俊也監督の『ロストクライム閃光』は、1968年12月10日に起きた未解決事件"3億円事件"を題材にした迫真のサスペンスだ。3億円事件は白バイ警官に変装した犯人が現金輸送車にダイナマイトに見せかけた...
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乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』
ズンドコズンドコ、顔を黒塗りした仲里依紗が腰を振り振り、踊り狂う。『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』のいちばんの見どころは、何といっても仲里依紗扮するゼブラクイーンが歌い踊る「ゼブラクイーンのテーマ」...
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宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』
自分らしく生きていくことと、食べていくことはどちらが大切か?みうらじゅん原作、田口トモロヲ監督作『アイデン&ティティ』(03)が投げ掛けた切実なテーマは、現代の若者たちの心を捉え、同作はロングランヒッ...
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現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』
日本での公開タイトルは英題『Breathless』を訳した『息もできない』となっているが、ヤワな韓流恋愛映画と勘違いしてはいけない。韓国での原題は『トンパリ』、日本語に訳すと『ウンコバエ』だ。主演と監...
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ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』
視聴率のテコ入れのために作品賞のノミネート数が一気に倍増となったアカデミー賞(2月7日に授賞式)。数字の代わりにノミネートされる重みが半減された形だが、視聴率に一喜一憂するアカデミー賞関係者たちを尻目...
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ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
下半身はヤリチン、でも心は童貞のままという、みうらじゅんの分身・中島役を『アイデン&ティティ』(03)で演じ、俳優デビューを飾った峯田和伸。ミュージシャンとしての本業・銀杏BOYZでは、ステージ上です...
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スタローンが立ち上げた"筋肉共和国"男たちの祭典『エクスペンダブルズ』
自分の体を危険な場所にさらすことでしかアイデンティティーを見出せないバーニー(シルベスター・スタローン)をボスとする傭兵集団『エクスペンダブルズ』。R15だけど、『ランボー最後の戦場』に比べると残酷描...
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爽やか系青春ゾンビ映画にホロリ......夏休みは『ゾンビランド』に集結せよ
気弱な童貞くんコロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は美女を助け、脱童貞のチャンス到来。しかし、美女はすでにゾンビ菌に感染していた。あ~、もったいない......。なんて言ってないで逃げ出せよ!(c)...
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1万枚の段ボールで建てた"夢の砦"男のロマンここにあり『築城せよ!』
タイトルを聞いただけで頭の中にホラ貝が鳴り響きわたり、本編を観ればアドレナリンが体中を駆け巡る。映画『築城せよ!』は、この夏どんな超大作映画よりも熱く、そしてどんなB級映画よりもバカバカしいエンターテ...
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地獄から甦った男のセミドキュメント ミッキー・ローク『レスラー』
リングの上で一度死んだはずの男が、再びリングに舞い戻り、見事に甦った。92年に両国体育館で行なわれたプロボクシング・スーパーミドル級6回戦に、シースルーのヒョウ柄パンツで登場したミッキー・ロークのこと...
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風俗嬢を狙う快楽殺人鬼の恐怖! 極限の韓流映画『チェイサー』
カルピスのつもりで飲んでみたら、中身はマッコリだった。最近の生ぬるいシネコン向け日本映画に慣れ切っていると、韓国映画『チェイサー』にはそのくらいの衝撃のカウンターパンチをくらうだろう。資産家や美形の風...
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お姫様のハートを盗んだ男の悲哀 紀里谷監督の歴史奇談『GOEMON』
日本人離れした、類い稀なる映像センスの持ち主である紀里谷和明監督の5年ぶりとなる新作映画『GOEMON』が5月1日から公開される。中世から近世への時代の変換期にあった安土桃山時代を舞台に、実在した盗賊...
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"世界のナベアツ"大阪府知事に就任! 政治コメディ『さらば愛しの大統領』
"世界のナベアツ"が大阪府知事に就任!?かつて空前の235万票を獲得した横山ノック知事を生み出した土地柄だけに、ありえない話ではない。(c)2010「さらば愛しの大統領」製作委員会もしも、"世界のナベ...
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美人女優は"下ネタ"でこそ輝く! ファレリー兄弟『ライラにお手あげ』
東スポの見出しとキャバ嬢の「今度、遊びに連れてって」という言葉ほど信用できないものはないが、女優を美しく撮り上げる監督は信用してもいいと思う。とりわけ米国のファレリー兄弟は、美人女優に変キャラ、Hネタ...
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"アート界の錬金術師"村上隆が映画参入! 第1弾は超ロリ映画
サラリーマン的な監督が増えつつある日本映画界に、突如ユニークなキャラクターが現れた。"アート界の錬金術師"村上隆の一番弟子であるMr.(ミスター)がその人だ。彼の初監督作である『誰も死なない』は34分...
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水野晴郎の遺作『ギララの逆襲』岡山弁で語った最後の台詞は......
『ALWAYS三丁目の夕日』(05)、『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』(07)など製作委員会に日本テレビが参加している作品が度々主要賞を独占することで知られる日本アカデミー賞。78年に始まっ...
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少女たちの壮絶サバイバル!楳図かずおワールド『赤んぼ少女』
吉祥寺の"まことちゃんハウス"が体現しているように、楳図かずお先生は幾つになっても世間をびっくりさせる"永遠の悪戯小僧"だ。漫画家デビュー50周年を迎えた2005年以降、さまざまな楳図漫画が映画化され...
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うつ病なんかヘーキ!? 宮崎あおい主演作『ツレがうつになりまして。』
ぴったり息の合った演技を見せる宮崎あおいと堺雅人の共演作『ツレがうつになりまして。』。(c)2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会うつ病にかかった会社員の夫とそれまでグータラだった売れない漫画...
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高齢化するニートはどこに行くのか? "戸塚校長"のその後『平成ジレンマ』
マスコミのカメラに対して、常に不敵な笑みを浮かべる「戸塚ヨットスクール」の戸塚宏校長。"教育や社会の荒廃は、マスコミが原因"だと語る。(c)2010東海テレビ放送訓練中に生徒2人が死亡、さらに訓練から...
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"空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は?
レミングは北極圏に生息する体長10cm前後のかわいらしいげっ歯動物だ。数年に一度、大量発生したレミングは、海や湖に次々と身投げする"集団自殺する動物"と伝説上で言い伝えられてきた。行定勲監督の『パレー...
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小さい誌面にディープな情報がみっちり詰まった「ケイブンシャの大百科」今昔物語!
まだインターネットの存在などまったく世の中に知られていなかった80年代。人々の情報源は、テレビ、ラジオ、そして雑誌や新聞などの紙媒体だった。それは子どもの世界でも変わることはなかった。「てれびくん」「...
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平成最後の「みうらじゅん賞」はクリスマスに発表!
株式会社GYAOがヤフー株式会社と協力して運営する動画配信サービス「GYAO!」は、『輝け!第21回みうらじゅん賞』を12月25日(火)18時より独占無料配信することが決定した。「みうらじゅん賞」は、...
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伝説の男・松田優作は今も生きている 20回忌ドキュメント『SOUL RED』
11月6日は松田優作の命日だ。ハリウッド進出作『ブラック・レイン』(89)が10月に日本で公開された直後の1989年11月6日午後6時45分に亡くなり、今年は20回忌となる。身内の冠婚葬祭のことはうっ...
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災害に備えた地下シェルターは必要? 心理ホラー『テイク・シェルター』
愛が人間を強くする、という考えは間違った認識である。正しくは、人から愛されることで強くなる人間もいるが、愛を知った人間の中には臆病になる者もいる、である。『テイク・シェルター』の主人公カーティスは、何...
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"人は二度死ぬ"という独自の死生観『ガマの油』役所広司の監督ぶりは?
近年の日本映画から、オリジナルストーリーの作品がほとんど姿を消した。製作委員会方式が定着したことで、人気コミックやベストセラー小説、TVドラマの劇場版など"保険"が掛かったものでないと出資会社はお金を...
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伊藤万理華が映画『サマーフィルムにのって』で「第31回日本映画批評家大賞」新人女優賞を受賞
伊藤万理華が主演に映画『サマーフィルムにのって』で、「第31回日本映画批評家大賞」新人女優賞(小森和子賞)を受賞した。伊藤は「第13回TAMA映画賞」最優秀新進女優賞受賞に続いて2度目の映画賞受賞とな...