飯島愛さん再評価の動き「才能・努力・重圧」―中国

2008年12月25日 12時34分
 24日の飯島愛さん死去の知らせを受け、同日から25日にかけて、中国メディアも次々に関連記事を発表した。これまで、中国では「成功したAV女優」とだけ認識されていた飯島さんだが、「才能と努力の人だった」、「重圧に負けてしまったのでは」などと、改めて彼女の死を惜しむ記事が出はじめている。

 中国新聞社は24日、「飯島さんは“AV女優”としてではなく、(日本では)タレントとして評価されていた」と論評。テレビのバラエティー番組のレギュラーとなり、結局、視聴者の心をつかんだのは、(セックス・アピールではなく)“毒舌トーク”だったとの見方を示した。

 同記事は、香港で2002年に制作された中国語ドラマ『斉天大聖孫悟空』に蜘蛛(クモ)の妖怪役で出演したことにも触れた。飯島さんの訃報に接した同ドラマの主役、張衛健さんの驚きと悲しみの声を記すとともに「特に快活な人ではなかったが、演技の際には非常に没入した。スタッフもみな、彼女を重んじた」とのエピソードを紹介した。

 著作の「プラトニック・セックス」にも触れ、「日本で100万部売れ、台湾でも議論の嵐が起きた」、「2001年の訪台時には、爆発的な“旋風”を巻き起こし、台湾での人気を証明した」などと記した。

 中国娯楽網は「飯島愛=AVは絶対に違う」との見出しの論評を発表。中国での従来の見方に異議を唱えた。同記事は「飯島さんはまず、AV女優として有名になった」と記すと同時に、その後は「多くのテレビ番組でレギュラーや重要なゲストを務めた」、「(本格的な)プロの女優としての彼女を否定することはできない」と主張。「彼女が死の直前まで、エイズ防止などの公益活動に力を入れていたことをしっかりと見つめ、彼女を尊重し理解すべきだ」などと論じた。

 多くの中国メディアは、飯島さんの芸能界引退やその後の精神状態の不調の原因を、肉体的な問題だけでなく、さまざまな重圧のせいとみなしている。(編集担当:如月隼人)

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