4月3日(土)、4日(日)の2日間、千葉の幕張メッセで「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndLIVE ENJOY H@RMONY」が開催された。

ソーシャルゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ!」は、2013年2月のリリース直後からプレーしている筆者。
しかし、「ミリオンライブ!」の単独公演は初参戦。20枚以上の関連CDも聴いているのは半分程度。そんな新参プロデューサー(ファンの総称)にとって、15人のアイドル(声優)が全30曲を披露した初日公演は新発見だらけだった。

てきぱきとメインMCを務めて、しっかりものオーラを放っていた山崎はるか(春日未来役)も、ソロ曲「素敵なキセキ」では雰囲気が一変。腕を突き上げながらのアピールや片手ピースの決めポーズ。歌声だけでなく振り付けのひとつひとつでも、常に元気で明るい未来というキャラクターを表現していた。

クールな北沢志保を演じる雨宮天は、バラードの「絵本」を熱唱。力強く伸びやかな歌声に聴き入ってしまった。
MCパートでは、話している仲間を見つめる眼差しからも、メンバーの仲の良さが伝わる。また、出演していないアイドルのカバー曲でもきっちりコールを合わせるプロデューサーには、「本当に、これが2ndライブ?」と驚かされた。

6人のメンバーが入れ替わり、セットリストも大きく変わった翌日の最終日。
ライブ中盤の16曲目でアクシデントが発生する。
夏川椎菜(望月杏奈役)渡部優衣(横山奈緒役)末柄里恵(豊川風花役)が歌う「Sentimental Venus」の途中で音楽がストップしたのだ。
すると、一瞬戸惑った3人に代わって、会場中のプロデューサーが歌いはじめる。アイドルたちもすぐに歌を再開。筆者が「この曲は、最後に会場全体でアカペラするのがお決まりなのか〜」と勘違いしたほど、自然なリカバリーだった。

もちろん最終日のトピックスは、アクシデントだけではない。
声優界屈指の超ハイテンションさで知られる村川莉衣(松田亜利沙役)は、ステージ上でもイメージを裏切らない。
全身を大きく使いながら、アップテンポな「Up!10sion♪Pleeeeeeeeease!」で会場を盛り上げた。
ロックアイドルのジュリアを演じる愛美は、ギターとともにステージに登場。人差し指を唇に当ててプロデューサーを沈黙させた後、「プラリネ」の弾き語りで会場を沸かせる。
ソロのトリを務めた田所あずさ(最上静香役)は、初日の「Catch my dream」に続き、「Precious Grain」でも高い歌唱力を披露。「第36回、ホリプロタレントスカウトキャラバン次世代声優アーティストオーディション グランプリ受賞者」という穏やかじゃない肩書きどおりの存在感だった。

新人声優も多い「ミリオンライブ」のアイドルたち。
堂々としたステージングとMCでの初々しさのギャップも非常に魅力的だ。
この2日間で、筆者の注目声優リストは一気に増加。いずれ開催されるであろう「3rdライブ」に向けての予習と復習もすでにスタートしている。
(丸本大輔)


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