真夏の自主練を支えてくれた「アイスのおじいさん」→まさかの正体に思わず「えっ?」

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これは、私が小学生の頃に実際に体験したエピソードです。



あの夏、公園で出会ったおじいさん



夏休みの夕方、近くの公園で一人、バスケットボールのドリブル練習をするのが日課でした。



“もっと上手くなりたい”



そんな思いだけで、夢中になってボールをついていたあの夏。ときどき近所のおじいさんがアイスを差し入れてくれることがありました。



「ありがとうございます」



そう言って受け取り、少し休憩したら、またドリブル練習に戻る。
特別な会話をした記憶はありません。子どもだった私にとっては、近所の優しいおじいさん。
それだけの存在でした。



ある日、そのことを親に話すと、思いがけない言葉が返ってきました。



「あのおじいさん、〇〇中学校のバスケ部の監督なんだよ。もしかしたら、試合会場で会うこともあるかもしれないよね」



思わず「えっ?」と聞き返しました。



〇〇中学校は、当時の私にとって憧れの強豪校でした。地域でバスケットボールをしている子どもなら、誰もが知っているような存在でした。試合結果を耳にするたびに「やっぱり強いな」と感じるチームで、いつかそのユニフォームを着てプレーしてみたいと思っていました。



近所の優しいおじいさんだと思っていた人が、実は憧れのチームを率いる監督だった── 。



その事実を知った日から、公園でのドリブル練習にも、自然と力が入るようになりました。
もっとボールをつこう。昨日の自分より、少しでもうまくなろう。



「あの監督に認められる選手になりたい」



その思いは、子どもだった私にとって、十分な原動力になりました。



結局、その監督から直接指導を受ける機会はありませんでした。それでも、夏になると、ふとあのおじいさんのことを思い出します。



あの日の出会いは、「もっと頑張りたい」という気持ちを私にくれました。
その気持ちは、子どもだった私がバスケットボールを頑張り続ける支えとなりました。



スポーツをしていると、思いがけない出会いが訪れることがあります。
その出会いが、子どもたちにとって「もっと頑張りたい」と思えるきっかけになることもあります。



私にとって、あの夏のおじいさんとの出会いは、今でも忘れられない夏の思い出です。



【体験者:30代・女性、回答時期:2026年7月】



※本記事は、執筆ライターが取材または体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。



Qolyコラムニスト:サトミ
学生時代は約10年間スポーツに打ち込み、現在は2児を育てる30代。競技経験と保護者としての経験を生かし、スポーツの魅力や親子の成長、スポーツの現場で生まれる人間ドラマを中心に執筆している。

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