授業中、教室を見渡すと、机に突っ伏して眠っている学生、あくびをこらえきれない学生、そして必死に睡魔と闘っている学生の姿が目立った。

私はサッカーの熱狂的なファンではないので、彼らのように深夜まで起きて試合を観戦したわけではない。

しかし、その気持ちは十分理解できる。だから、この日は特に寛容な気持ちで、誰一人注意することはなかった。

そこで学生たちに、日本代表の敗戦についてどう感じたかを聞いてみた。「逆転負けはめっちゃ悔しい!」「さすがサッカー王国だ!もっともっと相手を見習って、頑張らないといけないね!」「ブラジルを前にして、相当プレッシャーがきつかったかな。もっと平常心でプレーできていたら、勝てたかもしれない」。学生たちは、それぞれの言葉で悔しさや日本代表への思いを語ってくれた。

日本代表はワールドカップ決勝トーナメント1回戦でブラジル代表に1-2で惜しくも敗れた。結果は残念だったが、「敗れてなお誇れる試合」だったと言ってよいだろう。サッカー王国ブラジルを相手に、日本の選手たちは最後まで全力を尽くした。

振り返れば、1980年代、三浦知良選手が単身ブラジルへ「サッカー留学」に渡った頃、日本サッカーはまだ世界の舞台とは程遠い存在だった。その後、1990年代にJリーグが誕生し、日本サッカーは着実に発展を続け、今では8大会連続でワールドカップ本大会への出場を果たすまでになった。

そして今大会での戦いぶりを見る限り、日本サッカーと世界の強豪との距離は確実に縮まりつつある。

未来への期待はますます大きい。一方、中国男子サッカーを思うと、どうしても考え込んでしまう。これほど巨大な人口を抱えながら、なぜ世界レベルの実力をなかなか身に付けられないのか。なぜ何度も何度も、多くのサポーターの期待を裏切ってしまうのか。

考えれば考えるほど答えは見つからず、ため息しか出ない。この話は、このくらいにしておこう。夜は鎌倉ビールをゆっくり味わいながら、熱々の水餃子を食べることにする。サッカーはサッカー、人生は人生である。

最後に、日本代表の森保一監督が試合後に語った言葉を紹介して、本稿の締めくくりとしたい。

「ここで大会を去らなければならないのは本当に残念だが、選手たちが全力を尽くしてくれた。ここに至るまでも日々プロセスを大切にしてくれて本当に頑張ってくれた。選手を支えるコーチングスタッフ、チームスタッフも本当に献身的に頑張ってきてくれた。

今は悔しいが、またさらに力を付けられるようにやっていくという結果を受け入れたい。ここヒューストンのスタジアムも日本のサポーターがたくさん来てくれた。今日も夜中に日本からそして世界中でわれわれを応援してくださった方がいる。勝利を届けられず残念だったが、監督として力がなくて皆さんにすみませんということをお伝えしたい。だが、選手たちは、チームは本当に全力を尽くして頑張ってくれたので日本の誇りを感じていただき、選手たちをたたえていただければと思う」

「日本のサッカーは歴史がつながって間違いなくレベルが上がってきていると思う。ただまだ世界を超えていくには努力しなければいけないところ、変えていかなければいけないところがあるということを今大会でも学ぶことができた。でも世界一を目標にして、日本は絶対に目標をはっきりすればそこにたどり着けると思っている。これからも世界一を目指して日本のために頑張りたい」

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