国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている中国の泰山(山東省泰安市)について、「有刺鉄線で囲われている」との情報が中国のSNS上で反響を呼んだ。

中国メディア・大象新聞の1日付記事によると、最近、地元市民やアウトドアスポーツの愛好者から「泰山景勝地の周辺に長さ135キロに及ぶカミソリ刃状の有刺鉄線によるフェンスが設置され、観光エリア以外の区域が封鎖されている」との声が上がった。

これまでの報道では「この事業は防火、防虫が目的」と伝えられていたが、大勢のネットユーザーが「フェンスは自然景観を破壊し、野生動物の移動を妨げ、市民の山に入る権利も損なわれるのではないか」との懸念を示したという。

世界遺産・泰山、「有刺鉄線で135キロのフェンス設置」が物議―山東省泰安市
泰山

また、中国SNSの微博(ウェイボー)には「ただで山に入られるのを防ぐために彼らは135キロのカミソリワイヤーで泰山を囲った」として映像が投稿されており、これにネットユーザーからは「お金を払わずに入る人が多すぎるんだよ。景勝地側にも事情があるんだろう」との声が寄せられる一方、「動物はどうやって活動するんだ」「自然環境の破壊として通報する」「泰山はどこかの会社のもの?入山料を払わないのは間違っているが、山を囲うのは正しいやり方?」などの声も上がっている。(翻訳・編集/野谷)

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