24日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比4.56ポイント(0.11%)高の4110.81ポイントと反発している。
 見直し買いが優勢となる流れ。
人工知能(AI)産業の成長ペース鈍化懸念が薄らぎ、関連銘柄に買い戻しが入っている。外電が24日、事情に詳しい複数関係者の話として、「TikTok(ティックトック)」運営の北京字節跳動科技(バイトダンス)が約200億米ドル(約3兆2300億円)の資金借り入れで銀行団と初期協議に入っていると報道。資金使途は明らかにされていないが、同社はAI投資を拡大しているため、データセンターなどAIインフラ向けとの見方もある。中国の内需不振などが懸念され、指数は安く推移する場面がみられたものの、引けにかけて改めて買いが優勢となった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)やLED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)、通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)がそろって10.0%(ストップ)高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体設備メーカーの深セン中科飛測科技(スカイバース・テクノロジー:688361/SH)が13.2%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は3.8%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 医薬株も高い。薬明康徳(603259/SH)が8.6%、昭衍新薬(603127/SH)が4.2%、湖北済川薬業(600566/SH)が2.8%、浙江海正薬業(600267/SH)が2.7%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.6%ずつ上昇した。素材株、空運株なども買われている。
 半面、金融株はさえない。
中国農業銀行(601288/SH)が3.5%、中国工商銀行(601398/SH)が2.2%、中国平安保険(601318/SH)が2.5%、中国人民保険集団(601319/SH)が1.1%、中信建投証券(601066/SH)が3.7%、国泰海通証券(601211/SH)が2.2%ずつ下落した。公益株、自動車株、消費株、不動産株、インフラ関連株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.15ポイント(0.06%)安の275.69ポイント、深センB株指数が3.25ポイント(0.29%)安の1130.51ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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