週明け13日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比38.60ポイント(0.16%)高の24213.72ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が26.78ポイント(0.33%)高の8065.97ポイントと続伸した。ハンセン指数は6月17日以来、約4週ぶりの高値水準を回復している。
売買代金は3095億1460万香港ドル(約6兆4038億円)に縮小した(10日は3395億9240万香港ドル)。
 先週末の好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が根強く、関連銘柄を物色する動きが続いた。香港株の出遅れ感も意識されている。欧米やアジアの主要株価指数は今年に入り史上最高値を更新しているが、香港の主要株価指数は依然として昨年末比でマイナスだ。
 もっとも、上値は限定されている。中東情勢の不透明感や、中国経済動向を見極めたいとするスタンスが重しだ。米イランの攻撃応酬が再び激化し、オイルロード要衝ホルムズ海峡の封鎖も不安視されている。13日の原油相場も大幅に上昇した。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、アルミニウム産業の中国宏橋集団(1378/HK)が3.6%高、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が3.3%高、政府系酒造大手の華潤ビールHD(291/HK)が3.3%高と上げが目立った。
 セクター別では、消費関連の一角が高い。華潤ビールのほか、金ジュエリーの夢金園黄金珠宝集団(2585/HK)が5.2%、ファストフードの百勝中国HD(9987/HK)が3.3%、飲料水の農夫山泉(9633/HK)が3.2%、スナック系食品・飲料小売の湖南鳴鳴很忙商業連鎖(1768/HK)が3.0%、スポーツ用品の滔搏国際HD(6110/HK)が2.2%、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が1.9%ずつ上昇した。
実店舗型小売の再活性化が消費回復につながると期待されている。商務部は9日、国家発展改革委員会など8部門と共同で「小売業の革新的発展を加速するための意見」を発表した。
 石油セクターも物色される。百勤油田服務(2178/HK)が16.5%高、中油燃気集団(603/HK)が5.5%高、中海油田服務(2883/HK)が2.9%高、中国石油天然気(857/HK)が2.4%高で引けた。
 半面、自動車セクターは安い。賽力斯集団(9927/HK)が13.6%、広州汽車集団(2238/HK)が6.8%、嵐図汽車科技(7489/HK)が6.3%、蔚来集団(9866/HK)が3.3%ずつ下落した。足もとの販売不振がマイナス材料。業界団体が10日公表した週間データによると、7月第1週(1~5日)の1日当たり乗用車小売台数は、前年同期比15%減の3万3894台に縮小した。業績不安もくすぶる。賽力斯は12日、中間決算の赤字転落見通しを明らかにした。
 半導体セクターも急落。兆易創新科技集団(3986/HK)が15.3%安、蘇州納芯微電子(2676/HK)が10.2%安、合肥晶合集成電路(2249/HK)と華虹半導体(1347/HK)が7.1%安と値を下げた。
そのほか、人工知能(AI)関連の銘柄も売られ、ハンセン科技(テック)指数は1.0%逆行安している。
 本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比2.06%安の3913.79ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。宇宙・軍需産業、素材、自動車、インフラ建設、不動産、空運、医薬なども売られた。半面、石油・石炭は高い。銀行・保険、海運、食品飲料も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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