ニューカッスルのスポーティング・ディレクター(SD)を務めるロス・ウィルソン氏が、アーセナルへの移籍が決定的となっているブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスの退団理由を説明した。7日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 現在28歳のギマランイスは2022年1月にニューカッスルに加入し、ここまで公式戦通算195試合出場31ゴール32アシストを記録。カラバオ・カップ初制覇や20年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得などに大きく貢献してきた。しかし、今夏に退団を希望したことを受け、アーセナルに7500万ポンド(約160億円)と見られる移籍金で売却することが決定的となっている。

 この結果、ニューカッスルにとってギマランイスは、スウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク(現:リヴァプール)、イングランド代表FWアンソニー・ゴードン(現:バルセロナ)、イタリア代表MFサンドロ・トナーリ(現:トッテナム・ホットスパー)に続いて、ここ1年足らずの間にチームを去る4人目の主力選手となる。

 このような状況のなか、ギマランイスを売却することになった理由について聞かれたウィルソン氏は「我々が天秤にかけなければならなかったのは、ブルーノがクラブに対して非常に敬意ある態度を示しているのと同時に、非常に感情的な様子で、事実上ここを離れて次へ進みたいと伝えてきたという点だった」と退団を望んでいなかったものの、同選手がプレーを続けたくないと考えていたことを明かした。

「だからといって彼をすぐに放出できるわけではないけど、提示額がある一定の範囲に達した際、我々の判断に影響を与える要因の一つにはなる。これが当初の戦略や今夏の計画の一部だったなどと言うつもりはない。実際、そうではなかったからね。しかし、我々は柔軟性を持ち、状況の変化に対応していく必要がある」

 それでも、ウィルソン氏はアーセナル側が当初は11月16日に29歳になる選手に対して低めの金額を提示し、より安価な移籍金での獲得を望んでいたが、納得のいく移籍金を得ることに成功したことも強調した。

「双方とも非常に手練れの交渉相手だ。交渉とはそういうものだ。我々にとって納得のいく移籍金だ。
あえて商業的な側面から言えば、そのポジションかつその年齢の選手としては史上最高額であり、そうした要素もすべて考慮されている」

「ニューカッスルにとって良い取引だったかって? 私はそう思う。ただ、アーセナルもまた、選手としても人間としても極めて特別な存在を獲得することになる。金銭的な面でも、双方にとって理にかなった取引だったと言えるだろう」
編集部おすすめ