スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(21)が19日、岩手県花巻市内の屋内野球施設「King of the Hill」で会見し、8巡目(全体235位)で指名された米大リーグのマーリンズに入団することを表明した。

 「新たな道の開拓が、私佐々木麟太郎の使命宿命だと思い、アメリカで頑張って参ります。

こんな未熟な私をドラフト1位で指名していただいたソフトバンクホークスさん、並びにDeNAベイスターズさんに感謝申し上げます」と語った。ソフトバンクには18日に連絡したことを明かした。

 麟太郎は昨秋のNPBドラフト会議でソフトバンクから1位指名を受け、進路が注目されていた。家族や代理人とも相談し、熟考を重ねた上で出した結論は、やはり幼い頃から目標にしていたメジャー挑戦だった。

 中学時代は同じ左打者で、大好きだったバリー・ボンズのスイングを参考にした。また幼少期から間近で見ていた花巻東OBの菊池雄星エンゼルス)や大谷翔平ドジャース)のプレーに、何度も何度も刺激を受けた。

 花巻東3年時はプロ志望届を提出せず、23年9月に複数のメジャー球団の施設に加え、複数の名門大学も見学した。24年にスタンフォード大へ進学後はMLBへの扉を開くため、同大の恵まれた機材も利用しながら肉体を鍛えながら、打撃データとも向き合いながらさらなる成長を目指してきた。

 スタンフォード大進学を決断した後、入部前に好きな背番号を選ぶことができたという。「背番号を選択できる最初の機会だった。背負うものですので、こだわって決めようと」。最終的には敬愛する長嶋茂雄さんへの思いもあって「3」を選んだが、「25もいいなと思った」と明かしている。

25番はボンズがジャイアンツ時代に着用した背番号だ。かねて目標として語っていたのは「世界で活躍できるような選手」に成長すること。憧れのボンズ、そして雄星や「翔平さん」のように、メジャーの大舞台で活躍して、その目標を実現する。

 ◆佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう) 2005年4月18日、岩手・北上市生まれ。21歳。幼少時から野球を始め、江釣子(えづりこ)中では大谷翔平の父・徹氏が監督を務める金ケ崎シニアに所属し、2年夏に「4番・三塁」で東日本選抜大会優勝。花巻東では1年春からレギュラー。高校通算140本塁打。24年秋、米スタンフォード大に進学。184センチ、120キロ。右投左打。家族は両親と妹。

編集部おすすめ