◆第108回全国高校野球選手権西東京大会▽準々決勝 八王子実践5―2佼成学園(20日・神宮)

 八王子実践が第2シード・佼成学園を5―2で下し、準決勝に進出した。

 気迫あふれるピッチングで抑え込んだ。

八王子実践の最速143キロ右腕・奥山慎太郎投手(3年)が、佼成学園打線を相手に9回5安打2失点で完投。河本ロバート監督(40)からの「毎イニング最高だぞ。お前ならできる」という激励に、127球の熱投で応えてみせた。

 思い通りの立ち上がりではなかった。初回、1死二塁から適時三塁打で先制を許し、その後も1死三塁から内野ゴロの間に追加点を献上。それでも指揮官が「2点は仕方がない」と語ったように、その後はスコアに0を刻み続けた。

 回を重ねるごとにギアは上がっていった。4回まで1度も3人で攻撃が終わることはなかったが、5回以降は三者凡退が3度。「1打者1打者丁寧に投げていました」という奥山の言葉通り、要所で的確にコースを突く投球に、「本当に素晴らしかった。120点です」と指揮官は手放しで賛辞を送った。

 2月の下旬から本格的に投手に転向し迎えた大舞台。勝利の理由を「みんなのおかげです」と仲間に感謝しながら、初の甲子園への道を切り開く。

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