◆第108回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 拓大紅陵―佐賀商(12日・甲子園

 24年ぶり6度目出場の拓大紅陵(千葉)は、8年ぶり17度目出場の佐賀商(佐賀)との初戦を迎えた。初回1死二、三塁の得点機を迎えると、えんじに染まった一塁側のアルプススタンドからはオリジナルの応援曲「チャンス紅陵」が鳴り響いた。

 同校の応援曲は、吹奏楽部顧問の吹田正人教諭が作曲したオリジナル曲で構成されている。中でも、「チャンス紅陵」は全国津々浦々の高校野球地方大会において演奏される定番曲。本家本元の同校が甲子園で演奏するのは、2004年のセンバツ以来、実に22年ぶり。夏は2002年以来、24年ぶりだ。

 試合前の坂巻展行監督(60)は「吹奏楽部をはじめとした応援団を、ここに連れてきたかった。吹田先生がまだご在職中に、もう1回スタンドで暴れてもらいたいと思っています。それがかなったのも嬉しいこと」と感謝した。

 その上で、「すごく我々を癒してくれる。野球応援もそうだし、授業でも生徒たちが何人も教わっていますので、授業の中でもいろんな話をしてくれて、彼らも助けられてると思いますね」と吹田教諭への熱き思いを口にしていた。

 その吹田教諭は、坂巻監督から贈られたユニホームと、故・小枝守前監督の帽子をかぶっての応援。アルプスもグラウンドに負けない熱量で、ともに戦う。

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