◆明治安田J1リーグ▽第5節 町田2―1川崎(2日・町田GIONスタジアム)

 今夏にオランダ1部NECから町田へ加入した日本代表FW小川航基(29)が、Jリーグ復帰後初ゴールを挙げた。

 ホームで開催された川崎戦、後半14分に先制を許した直後の同15分から途中出場。

オランダ時代に負傷した顔面にフェイスガードを装着し、復帰後2試合連続でピッチへ送り出されると、同30分だった。CKを得意のヘディングで叩き込み、同点ゴールを奪取。横浜FC時代の23年5月13日以来、約3年4か月ぶりとなるJリーグでの得点を決めると、後半36分には右サイドからのクロスが相手に当たって流れたところをファーサイドで詰めて2点目。まさに日本屈指の得点力を見せつけた。

 1点目はMF相馬のCKから生まれた。ファーサイドでの駆け引きで川崎の89センチDFホマーノのマークを外し、ニアサイドへ飛び込んで合わせた。北中米W杯オランダ戦の後半43分、1点を追う展開でMF伊東純也のCKに合わせたヘディングに酷似した形だ。最終的に触れたMF鎌田大地のゴールとなったものの、日本を救ったあのビッグプレーを町田の地でも再現してみせた。

「あれが僕の長所だし、点を取れる場所にポジションを取ることが、点を取る中で一番大事なので。(キッカーが)手を挙げてから助走に入って、このぐらいの助走で、こういう質のボールが入ってくる、というのがわかっていて。タイミングがどんぴしゃだった。味方との呼吸というか、そういう世界で合わせ合っているので、それをもっと磨いていきたい」

さらに2点目は、右サイドからのMF中村のクロスに対し、ファーサイドで待ち受ける形となった。

「あの動きが、今日1番だったと僕自身は思っていて。どうしてもああいう時って、点を取りたいから、ぐわーっと相手より前を取ってやろうと走るんです。あそこでも1回、それを考えてちょっとスピードを上げたんですけど、『いや、違う』と思って止まって、一番おいしいところで待とう、と判断できた」

 相手DFの位置関係や味方の特徴など、ピッチ上のあらゆる要素を瞬時に判断し、プレーへ落とし込んでいた。

 小川にとっての「点を取れる場所」とは一体どこなのか。「これは感覚というか…。でも味方を知ることがまず一番大事で、この選手はどこにボールを上げられるのか、を知ることから」と明かす。

加入2試合目にして、早くもチームメートの特徴を掴み始めている小川。周囲には今季の目標として「20点」を明かしており、自身も「得点王、取りますよ」と力強く宣言した。

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