来季の浦和はタイトル奪還できるか(写真はイメージ) photo/Getty Images
「言葉を尽くしたご説明が必要であると強く感じております」
浦和レッズの田口誠社長が16日、2026-27シーズンから曺貴裁氏を新監督に迎えることに関する声明を発表した。
先行報道後にサポーターから賛否両論の声が寄せられたことを受け、「過去における新監督就任時に行ってきたご説明以上に、言葉を尽くしたご説明が必要であると強く感じております」として、異例の長文でクラブの考えを説明している。
田口社長はまず、堀之内聖スポーツダイレクターを中心とした強化部門が複数の候補者を比較検討した結果、曺氏を第一候補として選定した経緯を明かした。チームのデータ分析やコンセプトとの適合性を多角的に検証したうえで、「曺貴裁氏と共にJ1リーグ優勝、そして再びアジアで闘い、世界大会の出場、勝利を目指したい」という結論に至ったという。
一方で、曺氏が過去にJリーグからパワーハラスメント事案で処分を受けた事実についても正面から言及。「その事実を軽視することはできませんでした」としながらも、クラブとして情報収集やヒアリングを重ねたことを説明した。
そのうえで、「いかなる場面においてもハラスメント行為は不要であると考えており、そうした行為を許容することは決してありません」と強調。曺氏とも認識を共有していることを明かし、防止策や相談窓口、発生時の対応体制などを整備していると説明した。
また、同氏を招聘した最大の理由については、そのフットボールにあると説明。「縦方向への推進力、インテンシティの高さ、即時奪回、攻守の連動性」といった特徴を挙げ、「選手がピッチで躍動することによって発せられる熱量がファン・サポーターへ伝わり、スタジアムをより熱狂させるフットボールを展開したい」と語っている。
最後に田口社長は、「浦和レッズは浦和レッドダイヤモンズ株式会社の所有物ではありません」と述べ、クラブはファン・サポーターや地域、パートナー企業などすべての関係者の情熱によって支えられている存在だと強調。「なんとかみなさまにもっと多くの喜びや感動をお与えしたい。この気持ちに嘘、偽りはない」と語り、クラブとして説明責任を果たしながらタイトル奪還を目指していく決意を示した。
なお、田口社長は7月1日付で代表取締役社長の退任し、取締役社長付となることがすでに発表されている。

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