レアル移籍が取り沙汰されるロドリ photo/Getty Images
残留がマレスカ成功の鍵に
英『The Guardian』によると、マンチェスター・シティの新監督エンツォ・マレスカにとって最大の課題は、スペイン代表MFロドリをクラブに残留させることだという。レアル・マドリードが獲得に関心を示すなか、2026年ワールドカップを制したキャプテンの去就が、新体制の行方を左右する可能性があるようだ。
マレスカは昨月、ペップ・グアルディオラの後任としてシティの指揮官に就任した。グアルディオラ体制では10年間で20ものタイトルを獲得し、欧州屈指の強豪へ成長したクラブを引き継ぐことになる。
そんななか、英紙が新監督の成功への鍵として挙げたのが「Keep Rodri(ロドリを残せ)」というシンプルなものだった。
30歳となったロドリは、現在のシティにとって代えの利かない存在だ。2023年のチャンピオンズリーグ決勝では決勝ゴールを決め、クラブ史上初の3冠達成に大きく貢献。さらに2023年2月から2024年5月にかけて、ロドリが出場した試合では74試合無敗という驚異的な記録も残している。
グアルディオラも以前、「彼は信じられないほど素晴らしい。代えの利かない存在で、間違いなく世界最高のMFだ」と絶賛していた。
その価値は代表でも証明されている。ロドリはスペイン代表としてEURO2024を制すると、2026年W杯でもチームを優勝へ導き、大会最優秀選手に選出された。
一方で、ロドリを欠いた直近2シーズンのシティはプレミアリーグ制覇を逃している。長年続いた黄金時代に陰りが見え始めたなかで、改めて中盤の司令塔の重要性が浮き彫りになった。
レアル・マドリードは以前からロドリへの関心を持っており、本人もスペイン復帰への思いを持っているとされる。ロドリ自身も過去に「世界最高のクラブのひとつからの誘いを断ることはできない」と語っており、シティにとって簡単な状況ではない。
もちろん、シティは後継候補の補強も進めている。しかし、エリオット・アンダーソンやタイアニ・ラインデルスらがいるとはいえ、ロドリと同等の存在を見つけることは容易ではない。
グアルディオラという偉大な指揮官の後を継ぐマレスカにとって、最初の大きな仕事はチームの象徴とも言えるロドリをつなぎ止めることになる。
W杯王者となった世界最高峰のMFを残せるか。新生マンチェスター・シティの未来は、30歳の司令塔の決断に大きく左右されそうだ。

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