巷のB級ニュース“小”ネタを毎日配信!

0

18人兄弟の家族総勢152人が大集合!マレーシア黄家の旧正月に参加してみた

2018年3月2日 10時30分 ライター情報:さっきー
その年の願いごとを天燈(ランタン)に書き空へ飛ばす

中華系マレーシア人にとって、一年で一番大切な行事である旧正月。日本ではほとんど祝われなくなったが、アジア各国(中国、香港、台湾、韓国、ベトナム、マレーシア、シンガポールなど)では今でも盛大に祝われている。

中華系マレーシア人と一言で言っても、先祖が中国のどの地域から来たかによって言葉や風習が異なる。例えば、マレーシアでは表札の代わりに、先祖がどこから来たかを示す地名の入った看板が家の入口に飾られている。今回は福建省に起源をもつ大家族、総勢152人が集まる黄家の旧正月について紹介したい。
総勢152人の大家族


毎年日付が異なる中華旧正月


日本の正月からほぼ1カ月遅れでやって来る旧正月は、旧暦(太陰暦)を元に決まる。旧暦は、月の満ち欠けのサイクルに基づいて1カ月を定めているため、「新暦」の1年365日と比べて10日ほど少ないことになる。そこで数年に1度、閏月(うるうづき)を設けて、1年を13カ月とする年を設けて調節する。旧正月の日付は、今年は2月16日、去年は1月18日と、毎年日付が異なる。旧正月だけでなく、法事や他の行事も旧暦で行われ、中華系マレーシア人の家には、旧暦の日付を示す電子カレンダーが壁にかかっていることが多い。

大家族で集いごはんを食べる大みそか


中華系マレーシア人の正月はどのように迎えられるのだろうか。まず大みそかの晩は、家族そろってごはんを食べるのが習わしとなっている。今回紹介する黄家の場合は人数が多いため、毎年ビュッフェディナーパーティーを自宅で開催する。この時期に働く華僑はまれだ。そのため中華料理ではなく、マレー料理のビュッフェになることが多い。オーダーしていた通りに料理が届かなくても(今回は2品ほど店側が食材を手に入れられなかったそうだ)、そこはのんびりとしたマレーシア感覚で進む。
大みそかのディナービュッフェ


深夜0時ちょっと前になったら、新しい服に着替える。祭壇に供え物をして、長いお線香を持って手を合わせる。深夜0時を過ぎると、爆竹を鳴らし、ロケット花火など音が大きい花火の爆発音で邪悪な気を追い払う。神様のために、偽物のお金を燃やし繁栄を祈願するのだ。縁起が良いものはどんどん取り入れる。年配者の叔母さんたちも、赤いミニスカートをはいてパワフル。笑顔がそこかしこで見られる。
祭壇に供え物をする


爆竹と赤い色の装飾には理由がある


旧正月の時期になるとマレーシアでは街のいたるところに正月飾り(赤い提灯や干支)があふれる。元旦には爆竹の音が響く。これら日本の静かな正月に比べると華やかな雰囲気だが、その背景にはこんな言い伝えがある。

昔々、中国には年(ニェン)という化け物がいた。毎年、正月が近づくとその化け物が目覚め、村人たちを怖がらせていた。そこで村人たちは、化け物が一番怖がるという大きな音を出したり、一番嫌いな赤い色、明るい提灯を飾ったりして、その化け物を怖がらせ追い払ったという。そのおかげで化け物は、二度とその村には来なくなったそうだ。

それ以来、正月になると、邪を払うという意味を込めて家の中や街中を赤色で飾り、提灯を灯し、爆竹を鳴らすようになったというわけだ。
関連キーワード

ライター情報: さっきー

二足も三足もわらじをはく♪ 元警察官→国際交流イベント運営、日本語教師、通訳コーディネーター、ライター、旅人。2011年~マレーシア在住。滞在経験を通して多民族マレーシアの魅力を伝える。

URL:PRESSEIGREK

「18人兄弟の家族総勢152人が大集合!マレーシア黄家の旧正月に参加してみた」のコメント一覧 0

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!