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RPA導入でルーチンワークはどこまで効率化できる? 全社導入したヒューマンHDに聞く

2018年7月9日 11時30分

ライター情報:長井雄一朗

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ヒューマンホールディングスは6月1日からルーチンワークを自動化するRPA(Robotic Process Automation)を本格導入した。年間最大41,000時間の業務削減を目指し、新たに生み出された時間を営業・企画活動などに割り当てるほか、時間外労働の削減を推進して働き方改革につなげていく方針だ。
最近、新聞紙上やネットなどで見る機会が増えたRPAとはそもそもなんだろうか? また、具体的にどのような業務が自動化できるのか。リスクは何かなど不安視する声も多い。そこで同社情報システム本部長の白井俊行氏と、同社事業子会社で人材サービス事業を運営するヒューマンリソシアRPA事業本部企画部長の岡本哲英氏に話を聞いた。
ヒューマンホールディングスの白井俊行氏(左)とヒューマンリソシアの岡本哲英氏


RPAでどんな作業が効率化できるのか


――そもそもRPAとは一体なんでしょうか。
岡本哲英(以下、岡本) RPAとは、認知技術(ルールエンジン、機械学習、人工知能)を活用した主にホワイトカラー業務自動化の取り組みです。ソフトウェア型ロボットと言われまして、パソコン上にインストールして使うソフトウェアが人と同じように操作することから、見えない労働者が人間の補完として業務を代行するとして、「仮想知的労働者」「デジタルレイバー」とも呼ばれています。2016年後半から日本国内において普及し始め、今日に至るまで爆発的に伸びているツールであり、概念です。
RPAの特徴は、意思決定の必要がないルーチンワークであれば、ワードやエクセルなどのオフィスソフト、業務用ソフト、ブラウザなどさまざまなアプリケーションを連携して処理することが可能です。
人間が行っている業務には、入力作業から報告に至るまで多くのルーチンワークがあります。これが大量処理かつ反復作業であるケースもありますが、RPAに人の業務手順を記録することにより、定型業務や反復作業を幅広くRPAに作業させ自動化を実現することが可能になります。
提供:ヒューマンリソシア

――どのような作業と相性が良いのでしょうか。
岡本 入力、集計・加工、データチェック、ダウンロード・アップロードなどです。すでに、経理・財務、総務、人事、営業事務など多くの局面でのルーチンワークで活用されています。たとえば営業事務であれば、申込書入力、経費申請、物販見積りの作成、総務であれば、支払い処理、セキュリティーカードの設定、決済情報の集計・分析において相性が良いです。
現在では大企業での活用が目立ちますが、人材確保の面では、売り手市場ですから、それに危機意識を持ち、他社との差別化をはかりたいと意欲を持つ中小企業でも導入が進んでいます。2019年3月までには日本国内で4000社ほどに導入が進むと言われています。
提供:ヒューマンリソシア


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ライター情報: 長井雄一朗

建設業界30年間勤務後、アーリーリタイヤで退職。フリーで建設・経済・政治・外国人労働者・中国・韓国について執筆。働き方改革は執筆テーマの1つ。ワイフとともに、日本や海外旅行を満喫。好きな言葉は「私の人生これからだ」

URL:Twitter:@asianotabito