
悩んだ末にチョイスしたのは、新メニュー「ねずみ男のごますり団子」と、定番の人気商品「目玉おやじの栗ぜんざい」。「ねずみ男〜」は、ねずみ色の団子が並んだこちら。確かにこの形、アノ頭です。「小さいねずみ男がたくさんだー!」とか思うと口に入れにくくなりますが、ごまと黒蜜とれん乳をかけていただくこのお団子、もっちりしててなかなかおいしい。
「目玉おやじ〜」は、ぜんざいの手前に目玉餅がちょこんと付いたコレ。眼球はお餅で、目玉は小豆のこのおやじ、今にもカン高い声でしゃべりだしそうです。(ただし、ずっと見てると「目玉おやじってどんな顔だったっけ?」と記憶があいまいになってきますが……)
「ほお〜」といろんな妖怪メニューを楽しみながらも、ふと視線を感じて目をあげると、座敷の塗り壁(ホントはついたて)と目が合ったり、何気に芸の細かいこの鬼太郎茶屋。店の前にとまってる専用車から2階のギャラリーの屋根裏まで、メニューばかりでなくあちこちに妖怪が隠れているので、五感をフルに使えばかなりたくさんの妖怪と出会えますよ。(矢部智子)