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お中元、お歳暮、そして賄賂に? 「山吹色のお菓子」

悪徳商人が、菓子箱の底に賄賂の小判を忍ばせて悪代官に贈る……。

「どうかお納めください、お代官様」
「越後屋、おぬしもワルよのぅ」
「いえいえお代官様にはかないません」
「ふぉっふぉっふぉ……」

時代劇などでおなじみのこんな場面に登場する「山吹色のお菓子」(賄賂に使う小判の隠語)を実際に商品化してしまったのが、デザイン・SP(販促)ツールの企画会社である有限会社セントラル・スコープだ。
社長の野原氏が、時代劇好きの友人と話していてふと欲しくなり、探しても見つからなかったので、「無いなら作ったら面白いじゃん!」と、即、商品化に向けたプロジェクトを立ち上げたのだとか。

外箱は桐箱が良いとか、お菓子を小判型に作るとか、饅頭の下に二重底で小判を隠すとか……多くのアイディアを出して試行錯誤した結果、完成したのがこの商品。

コストの高い印籠箱に木目風の高価な紙を貼った外箱!
小判型の容器は、真空成型によりリアルな五両判の雰囲気を再現!
あえて二重底にはせず、開けた時のインパクトを重視!
お菓子と見せかけて小判と見せかけてやっぱりお菓子!

「大人を相手に遊びを提案する場合、妥協した部分は必ずメッキが剥がれると肝に銘じて開発しました」と言う野原氏。
儲けよりウケを狙い、細部までこだわり抜いた。

もちろんお菓子の味にも手抜きは無い。
オフィスの女性ウケを狙って純粋な和菓子を避け、様々なお菓子から厳選し、試作を繰り返して出来上がったのは、甘過ぎない胡麻風味の和風パイ。
賄賂に引っ掛けて、「ゴマをする」の意味も込めてある。

上司や取引先への贈り物も、ありきたりな品物ではなかなか記憶に残らないが、これならアピール度は抜群だ。
お中元にお歳暮に、絶大な効果が期待できるんじゃなかろうか。
(山田真也)

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