個人投資家の学習、「タダで学ぶ」が3割超 積極的に学ぶ人が増加向上も「投資初心者」「女性投資家」は学ばない派が多数
株の学校ドットコムは、全国の個人投資家800人を対象に、株式投資の学習に関する実態調査を実施し、結果を公表した。

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■「日本経済新聞」に根強い支持も、「タダで学ぶ」が3割超

株式投資に取り組む全国の800人(学生を除く)を対象に行った調査で、「株式投資について学ぶために購入したことがあるもの」を尋ねたところ、最多回答は「無料の情報・サービスしか利用したことがない」の31.5%で、個人投資家の3割超が学習そのものには“投資”を行っていないことになった。

有料で最も多くの回答を集めたのは「日本経済新聞(日経電子版を含む)」の27.8%で、今なお高い支持を集めている。
次いで、「株雑誌」22.0%、「書籍」18.5%と続く。

インターネット上の手軽な情報と専門媒体による体系的な知識を、必要に応じて使い分けている人が多いことが読み取れるものの、「(有料・無料にかかわらず)株を学ぶために利用したことがあるものはない」という回答も17.1%あり、株式投資への向き合い方に大きな差があることも浮き彫りになった。

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株式投資について学ぶために購入したことがあるもの(ランキング)

■「学ばない派」が大きく減少。より積極的に学ぶ人が増加

今回の調査結果を前回調査(2025年4月)の結果と比較したところ、有料の「セミナー(単発開催のもの)」を利用したことがあると回答した人は前回の14.4%から3.4ポイント増の17.8%、「スクール(継続受講のもの)」は4.1%から2.4ポイント増の6.5%となった(いずれも現地・オンライン問わず)。

情報収集や独学にとどまらず、自ら学びの場へ参加しようとする能動的な学習を選ぶ人が増えていることがうかがえる結果に。

その一方で、この1年で大きく減少したのが「利用したことがあるものはない」と回答した人の割合。前回は約5人に1人の24.0%だったのに対して、今回は17.1%と6.9ポイントも減少。

その分、ほとんどの項目で前回より数値が高くなっており、株について学ぶ意欲が総じて高まっていることが見て取れる結果となった。

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株式投資について学ぶために購入したことがあるもの(前年比)

■学習費用も増加傾向。3割近くが20万円以上を学びに使う

「株式投資について学ぶために使った金額」についても尋ねたところ(株式等の購入代金は含まない)、最も多い回答は前回・今回ともに「10万円未満」だが、その割合は69.0%から63.7%へ5.3ポイント減少。その一方で、「20万~30万円未満」は6.9%から10.2%へ3.3ポイント増加する結果に。

20万円以上の金額を回答した人は計28.5%で、前回の24.1%から4.4ポイントの増加。
「50万~100万円未満」と回答した人も1割を超えている。

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株式投資について学ぶために購入したことがあるもの(購入金額)

■初心者と女性は「学ばない」。ベテランほど専門性を重視

多くの個人投資家がより主体的に学ぶ姿勢をもつようになっているが、他方では、前述した「学ばない派」も依然として多く見受けられ、特に「投資経験が浅い初心者」と「女性投資家」に、その傾向が強く表れた。

株式投資の経験年数別に見ると、3年未満の初心者層では、およそ4人に1人にあたる23.1%が「利用したことがあるものはない」と回答。経験10年以上のベテラン層では11.4%。また、経験を積んだベテランほど「日本経済新聞」や「株雑誌」といった専門性の高い媒体を活用していることもわかる。

これ以上に大きな差が出たのが、男女別の数字で、「利用したことがあるものはない」と回答した人は、男性9.3%に対し、女性は24.9%にのぼった。

男性投資家の9割以上が何らかの学習をしながら市場に参加している一方、女性投資家の4人に1人は何の学びも得ずに投資を行っている実態が見える結果となった。

個人投資家の学習、「タダで学ぶ」が3割超 積極的に学ぶ人が増加向上も「投資初心者」「女性投資家」は学ばない派が多数
株式投資について学ぶために購入したことがあるもの(経験・男女別)【調査概要】
調査内容:株式投資の学習に関する調査2026
調査対象:全国の20代~70代の個人投資家(学生を除く)
調査人数:800人(男性399人、女性401人)
調査期間:2026年3月16日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社トレジャープロモート

<参考>
株の学校ドットコム株式投資の学習に関する実態調査
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