3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったタレント志村けんさんについて、元・週刊文春記者でジャーナリストの中村竜太郎氏が語った。

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新歌舞伎座「志村魂」囲み取材に出席したお笑いタレントの志村けん 撮影日:2018年07月26日 写真提供:産経新聞社

4月7日(火)にニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」に出演した中村氏は、2012年に週刊文春で行った志村さんのロングインタビューを振り返った。

なかでも印象的だったのは志村けんさんの“笑い”だという。

「その時、志村さんが仰っていたのが『僕の笑いっていうのは作り込んだ笑い。素でテレビに出る事が恥ずかしい。だからメイクをしてバカ殿とか変なおじさんを演っていると別の自分に憑依できる』と」

『動きが7、言葉が3』志村けんさんが語った“笑い”の理想

新歌舞伎座「志村魂」囲み取材に出席した(前列左から)タレントの高嶋香帆磯山さやか、お笑いタレントの志村けん、歌手で女優の浅香唯、タレントの麻美ゆま(後列左から)お笑いトリオ、ダチョウ倶楽部寺門ジモン、肥後克広、上島竜平、桑野信義 撮影日:2018年07月26日 写真提供:産経新聞社

また中村氏は外国人の友人がいるそうで、最も人気があるコメディアンは「バカ殿」だそうだ。その理由について中村氏は、

「志村さんは自分の目指す笑いっていうのは『動きが7、言葉が3』と語っていたんです。言葉が分からなくても目の動きや、表情だけで笑いが取れる稀代のコメディアンだったと思います」

と、日本人だけでなく外国人でも笑えるコメディを作ってきた生前の功績を称えて悼んだ。

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