北海道東部、阿寒国立公園の象徴である阿寒湖の南岸に広がる「阿寒湖温泉」は、道内でも屈指の歴史と規模を誇る温泉地です。

その歴史は古く、1858年に幕末の探検家・松浦武四郎がこの地を訪れた際、すでに先住民族であるアイヌの人々が温泉を利用していたことが記録されています。


明治34年(1901年)に開湯し、現在では湖畔に約30軒のホテルや旅館が立ち並ぶ、道東観光の拠点として親しまれています。

阿寒湖温泉の大きな特徴は、なんといってもその豊かな自然景観。多くの宿泊施設が湖に面しており、客室や露天風呂からは、神秘的な阿寒湖の湖面や「阿寒富士」とも呼ばれる雄阿寒岳、そして雌阿寒岳の雄大な姿を一望できます。

泉質は、主に単純温泉や炭酸水素塩泉、硫黄泉などで、お湯はほのかに黄褐色をおびた透明なものが多く、アルカリ性特有のなめらかな肌触りが「美肌の湯」として評判。心身ともにリフレッシュするには最適な環境が整っています。

■「阿寒湖温泉」周辺には何がある?
温泉街を散策するだけでも、手湯や足湯が各所に点在しており、気軽に温泉情緒を楽しむことができます。

見どころは、国内屈指の規模を誇るアイヌの集落「阿寒湖アイヌコタン」です。伝統的な生活スタイルや文化を受け継いでおり、木彫りの民芸品店やアイヌ料理を味わえる飲食店が軒を連ねます。

「アイヌシアター イコロ」では、ユネスコ無形文化遺産にも登録されているアイヌ古式舞踊を鑑賞でき、北の大地に根付く深い文化を間近に体感できるでしょう。

さらにアクティビティも豊富で、阿寒湖遊覧船に乗って特別天然記念物「マリモ」を観察できるチュウルイ島を訪ねたり、火山ガスと熱泥が噴き出す「ボッケ(泥火山)」を巡る自然探勝路を歩いたりと、火山のエネルギーを肌で感じることができます。

グルメは、阿寒湖の清流で育まれたヒメマスのお造りや、サクサクとした食感のワカサギの天ぷら、さらにはシカ肉料理といった地元の恵みを活かした逸品も見逃せません。

冬には凍った湖上でのワカサギ釣りや、幻想的な「フロストフラワー」の鑑賞など、四季を通じて特別な思い出作りができるスポットです。


■「大自然の中に温泉がある」
これまでにAll About ニュース編集部が実施したアンケート調査では、下記のような評価が寄せられています。

「阿寒湖温泉は行ったことあるが湯がとても好きだから」(20代女性/愛知県)」

「大自然の中に温泉がある所と、湖も近くにあるということで景色も楽しむことが出来るため」(20代女性/沖縄県)」

「阿寒湖の自然景観とマリモで有名な湖畔を眺めながら静かに温泉に浸かれるから」(40代男性/静岡県)」

この記事の執筆者: All About ニュース編集部
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