累計発行部数6億部を突破した、尾田栄一郎による大人気コミック『ONE PIECE』(集英社/週刊少年ジャンプ連載)を原作とした『ONE PIECE』シーズン2「INTO THE GRAND LINE」の全世界同時配信がついにスタートした。”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる海賊”麦わらの一味”の新たな冒険が幕を開ける。


今回はサンジ役のタズ・スカイラー、ナミ役のエミリー・ラッド、ウソップ役のジェイコブ・ロメロの3人にインタビュー。それぞれが演じるキャラクターの見どころや、シーズン2から登場する新キャラクター・チョッパーについて語ってもらった。

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【ネタバレあり】

――世界中のファンが待ち望んでいた実写版『ONE PIECE』シーズン2の配信がついに始まりました。

ジェイコブ(ウソップ):スケールは前シーズンよりもさらに大きくなっています。セットはより壮大になり、衣装も美しく、特殊効果もさらに大規模になりました。なにより今回もキャスティングが本当に素晴らしいんです。特に今シーズンではチョッパーも登場しますし、シーズン1で皆さんが愛してくれた要素はそのままに、さらに進化した作品になっていると思います。そんなシーズン2をファンの皆さんと一緒に楽しめることに、今もワクワクしています。

――『ONE PIECE』のキャラクターを演じることについて、どんな想いがありますか?

エミリー(ナミ):私はずっと前から『ONE PIECE』のファンなんです。アニメもよく見ていましたし、もちろん原作漫画も読んでいました。出演が決まったときは「本当に? 『ONE PIECE』に出られるの?」って、夢みたいで驚きました。
ナミのことが大好きですし、彼女の気持ちもすごく理解できる気がしていました。
特にナミが涙ながらに「助けて」と言うシーンには、とても心を動かされました。この作品が世界中で愛されている物語だということはよくわかっているので、しっかり準備をして撮影に臨みました。

タズ(サンジ):皆さん知らないかもしれませんが、エミリーは黒帯を持っているんですよ。本人から聞いたときは「それ本当?」って思いました(笑)。撮影前から準備万端だなって。

エミリー:あなたもテコンドーの黒帯を持ってるじゃない(笑)。

タズ:そうなんだけど、撮影に参加したときのエミリーはもう完全にギャングスターみたいに見えたよ。

エミリー:よしよし(笑)。

ジェイコブ:(笑)

タズ:ジェイコブは、僕らの中でも一番カリスマ性があるんです。

エミリー:しかも『ONE PIECE』のオーディションだと知らないまま、偶然ウソップのトレードマークみたいなゴーグルをかけて来たらしいんですよ。すごくないですか? 本当に漫画から飛び出してきたみたいでした。

ジェイコブ:これまでいろいろな役を演じてきましたが、『ONE PIECE』への出演には言葉では説明できない運命のようなものを感じています。
このキャラクターになるべくしてなった、という感覚があるんです。僕たち以外に彼らに命を吹き込める人はいないんじゃないか、という気持ちもあります。もちろん役作りのためにトレーニングやリサーチはたくさんしました。でも同時に、この作品には再現しようとしても再現できない”魔法”のようなものがある気がしています。

エミリー:タズは自分とサンジは似ていないって言うんですけど、私はむしろすごくサンジらしいと思っています。お芝居が上手なだけじゃなくて、タズ自身が持っているものがサンジにすごく近いんです。ジェイコブが言っていたように、タズをサンジたらしめる不思議な何かがあるんじゃないかなって。本人は気づいていないみたいですけど(笑)。

タズ:いやあ、撮影に来たときは自分にそんなものがあるとは思っていなかったんだよ。なのでネット通販で買ったんだけど(笑)

エミリー:(笑)

ジェイコブ:そうなんだ(笑)

タズ:うん。他のみんなはもっと自然に『ONE PIECE』のキャラクターを理解していたように見えたんだ。でも最終的には、みんなで原作そのままのキャラクターにたどり着けた気がしています。
僕もね。

三人の俳優と声優、そして大勢のスタッフが作り上げたチョッパー

――シーズン2では人気キャラクターのチョッパーが登場します。撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

タズ:実写版『ONE PIECE』では、チョッパーは複数の表現方法で作られて、小さいチョッパーをコニーさん、大きいチョッパーを俳優のギャビンさんが演じています。さらに、ミカエラ・フーヴァーさんが声の演技を担当しています。
小さいチョッパーのシーンでは想像しながら演じる必要があったので、慣れるまでは大変でした。でも大きいチョッパーを演じたギャビンさんとのシーンは本当に楽しかったですね。特殊メイクで登場するんですが、とても面白い人で。スピンオフ作品を作ってほしいくらい魅力的でした。

ジェイコブ:チョッパーは本当にたくさんの人の手によって作られているんです。僕らの間では「この作品で一番お金がかかっている俳優だよね」なんて冗談を言ったりもしていました(笑)。

エミリー:ギャラも一番高いかも(笑)。

ジェイコブ:維持費も一番(笑)。


タズ:付き人も多いしね(笑)。

ジェイコブ:チョッパーのシーンには本当に多くのスタッフが関わっています。皆さんが献身的にプロフェッショナルな仕事をしてくれたおかげで、僕たちも「目の前にチョッパーがいる」と想像しながらスムーズに演じることができました。
尾田先生と脚本家によって描かれたチョッパーが、完璧な形で実写版にフィットしていると思います。新たな仲間として加わったことをとても嬉しく思っていますし、シーズン2には欠かせない存在だと感じました。

それぞれのキャラクターが迎える大きな転機

――それぞれ演じているキャラクターの、シーズン2での見どころを教えてください。

エミリー:ナミについてですが、シーズン1と比べるとシーズン2では、彼女の人となりや人生観が大きく変化しているのを感じてもらえると思います。今シーズンのナミはとても自由で、仲間や愛する人たちと一緒にいることで、これまでの人生では経験したことのないような喜びを感じたり、人を信頼することができるようになっていくんです。そんなナミの姿を見ることができるのは、本当に素晴らしいことだと思っています。イーストブルー(東の海)を越え、刻々と状況が変わるグランドラインへ進んでいくことで、航海士として成長していく姿もすごく刺激的なんですよね。特にリバースマウンテンでのナミのシーンは見どころなので、ぜひ注目してほしいです。

タズ:この作品について話すときって、どうしてもアクションシーンが注目されがちだと思うんです。
でもシーズン2では、第7話でサンジとナミが語り合うシーンにぜひ注目してほしいですね。サンジがナミに自分の過去を打ち明けるんですが、実はこのエピソードって、原作やアニメではもっと後になってから回想として語られるものなんです。それを実写版ではこのタイミングで描くことで、サンジがなぜあのような人間なのか、なぜあんなふうに人に接するのかという人間像がより見えてくるんです。サンジにとってとても大切な瞬間を、ナミと二人で自然に語り合うことができたのは、自分にとってもすごく特別な経験でした。とても素敵なシーンになっていると思います。

ジェイコブ:ウソップにとって、今シーズンは大きな出来事がありました。彼は本当は怖がりで、その弱さを隠すために大げさな話を作ってしまうことが多いキャラクターなんです。でもリトルガーデンで巨人の戦士ブロギーと出会ったことで、本当の勇気とは「恐れないこと」ではなく、その恐怖を認めて、それでも乗り越えようとすることなんだと学びます。これはウソップにとって大きな転機になりました。その変化は、シーズン終盤のチョッパーとの会話にも表れています。生まれ育ったドラム島を離れることに不安を抱くチョッパーに、ウソップはこう語りかけるんです。

「寂しいよな。
わかる。でも心配するな、もう”麦わらの一味”だ。メリーがお前の家。俺たちもいる。ずっとな」

この言葉には、僕自身も驚かされました。ウソップの成長を感じられる、僕が一番好きなシーンです。とても大切な瞬間になりました……。(涙)

エミリー:泣かないで。

タズ:大丈夫だよ。

ジェイコブ:うん、大丈夫大丈夫。みんなが守ってくれるし、助けてくれる。
「もう”麦わらの一味”だ。俺たちもいる。ずっとな」……それは本当に大切なことだよね。

新たな仲間を迎え、さらに広がる冒険の海。
グランドラインへと足を踏み入れた”麦わらの一味”の航海は、ここからますます大きく動き出していく。
実写版『ONE PIECE』シーズン2は、その新たな物語の幕開けとなる。

(C)Netflix (C)尾田栄一郎/集英社
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