完全新作の劇場アニメ『ベルサイユのばら』が、2025年新春に上映される。このたび、8月 26日の誕生日にあわせて、本作のメインキャラクターの一人であるアンドレ・グランディエの新場面写真が到着した。


『ベルばら』の通称でも親しまれる『ベルサイユのばら』は、革命期のフランスで懸命に生きる人々の愛と人生を鮮やかに描いた池田理代子の代表作だ。1972年より「週刊マーガレット」にて連載され、累計発行部数は2000万部を突破する。連載中から読者の熱狂的な支持を集めた原作マンガは、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化など数々の方面で社会現象を巻き起こし、少女マンガ界に金字塔を打ち立てた。

2025年新春、完全新作として上映される劇場アニメは、『アオハライド』や『チア男子!!』の吉村愛が監督を務め、『呪術廻戦』や『この世界の片隅に』のMAPPAがアニメーション制作を担当するもの。キャストは、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役を沢城みゆき、マリー・アントワネット役を平野綾、アンドレ・グランディエ役を豊永利行、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役を加藤和樹が演じる。

8月26日はアンドレの誕生日で、8月29日は1974年に宝塚大劇場で『ベルサイユのばら』が初公演されたことにちなむ「ベルばらの日」にあたる。本作がお祝いムードであるこのたび、メインキャラクターの一人であるアンドレ・グランディエの新たな場面写真が届いた。

アンドレ・グランディエは、由緒ある貴族で将軍家のジャルジェ家に仕え、その末娘でありながら跡取り“息子”として育てられたオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェの従者かつ幼なじみのキャラクターだ。オスカルとまるで兄弟のように成長していき、オスカルの人生に常に寄り添い、時代に翻弄されながらも運命を美しく生きる。
その生き様は、オスカルと共に原作ファンから熱狂的な支持を集め、宝塚歌劇では「アンドレとオスカル編」や「アンドレ編」といった主役に据える公演が長年上演されているなど高い人気を誇る。

このたびお披露目となった4点の場面写真は、幼少期から革命期のフランスを懸命に生き抜くアンドレの姿が収められたもの。母親が亡くなり唯一の肉親の祖母マロングラッセに育てられ、平民でありながらオスカルには幼い頃から友人として対等な関係を求められてきたため、祖母にたしなめられることが多い。
そんな幼少期を経て、若くしてフランス近衛連隊長としてマリー・アントワネットの護衛を務めるオスカルを、従者として、良き理解者として支え、フランス革命という激動の時代を懸命に生き抜いていく。

完全新作の劇場アニメではそんなアンドレの声を、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ポップ役や『ユーリ!!! on ICE』勝生勇利役などで多彩な演技力が光る豊永利行が演じる。出演にあたり豊永は、「まさか、僕が歴史ある伝説の作品である『ベルサイユのばら』に…。しかもアンドレを演じさせていただく日が来るとは思っていませんでした。いつの世も愛される作品に関わることができて本当に幸せです」と感無量のコメントを寄せる。

さらに、声優のみならず俳優・歌手としても大活躍中の豊永は「歌も歌わせていただいております。原作のあんなシーンやこんなシーンも演じさせていただいております…。現代の映像で、耽美で聡明で儚いベルばらが描かれます」と語っており、アンドレの活躍にますます期待が高まる。

完全新作の劇場アニメ『ベルサイユのばら』は、2025年新春に上映される。今後のさらなる続報を楽しみに待ちたい。

劇場アニメ『ベルサイユのばら』
2025年新春公開
■原作:池田理代子
■STAFF:
監督:吉村 愛
脚本:金春智子
キャラクターデザイン:岡 真里子
音楽プロデューサー:澤野弘之
音楽:澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO
アニメーション制作:MAPPA
製作:劇場アニメベルサイユのばら製作委員会
配給:TOHO NEXT、エイベックス・ピクチャーズ
■後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
■CAST:
オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ:沢城みゆき
マリー・アントワネット:平野 綾
アンドレ・グランディエ:豊永利行
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン:加藤和樹
(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
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