前回放送の第6話で新たな街にやって来たケンシロウとバット。そこで出会ったのは、選ばれた人間だけの国「ゴッドランド」を作ろうとしている狂信的な団体「GOLAN(ゴラン)」でした。
彼らが連れ去った女性たちの中に第1話で助けた少女「リン」がいることを知ったケンシロウは、追いかけて行ってリンを取り戻すと、このような悲劇を繰り返させないためにゴランの本拠地へと乗り込むのですが……!?

ゴランを構成する特殊部隊「レッドベレー」の鬼教官「マッド軍曹」とバトルを開始したところで前回の放送を終えたため、今週放送の『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』第7話では、バトルへと突入する導入の部分から再スタート。そして次なる強敵へと挑むこととなります。そこで立ちはだかったのが、シンに続く「南斗の男」でした。

そこで本稿では、Xにポストされた投稿から視聴者の反応を拾いつつ、ゴランを相手に無双するケンシロウの、その激しいバトルのもようをお届けしたいと思います。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
◆「終末世界」の真相が語られる……!
「神はこの戦争で我々を選んだのだ!」

訓練生にそう豪語し、ゴランに加入することがいかに尊いかを説くのはマッド軍曹。ゴラン兵士の育成を任された彼は、現れたケンシロウに対し、その命知らずな兵士たちを誇らしげに差し向けます。マッド軍曹の地獄の特訓を生き抜いて自信満々な兵士たちは、“ただの猛者”程度ならその数もあって圧倒したことでしょう。しかし相手はケンシロウです。まさに格が違いすぎました。

ケンシロウは襲い来る兵士たちを涼しい顔で返り討ちにしつつ、兵士たちが振り下ろす棍棒状の武器を奪って、たちまち兵士たちを足元に打ち倒します。
その展開に視聴者は「ケンシロウにしては珍しい武器アクションシーン」「ケンシロウは棒術もいける」「敵の武器も応用する。さすがだな」と後方腕組み状態。

マッド軍曹もケンシロウの強さを“ある程度”認めた上で、自分の獲物とばかりに自慢のナイフ術を繰り出してきました。それは戦場で何人もの敵兵の血を吸ったとか。

「そんな避け方では逃げ切れやせんぞ! オレのナイフは1秒間に10回突き刺すことができる!!」

そして軽やかにかわすケンシロウを追い詰めようとしました。

このアクションシーンに対して視聴者は「1秒間に10回も!?」と驚きつつ、「高橋名人より遅いじゃないか」と当時のキッズカルチャーで憧れの存在だったゲームマスター「高橋名人」の伝説の16連射と比較する声も。現在ならeスポーツと呼ばれていただろう当時のシューティングゲームの大会で、指の振動だけで1秒間に16連射をしてキッズから羨望の眼差しを向けられていた高橋名人。当時は名人を主役にした実写映画も制作され、その中で、16連射でスイカを割るという特撮シーンも描かれ話題になりました。

しかし戦場で猛威を振るったナイフ術とは言え、一子相伝で暗殺術を会得したケンシロウにとっては赤子も同然。秘孔を突かれて、あっけない最期を遂げることに。

「殺されたことに気付かなかったようだな」と告げるケンシロウを見た視聴者は、往年の名ゼリフ「お前はもう死んでいる」を思い出しつつ、「ひでぶ」「あべし」と同列で語られる死に際のセリフ「たわば!」の令和バージョンにも満足した様子でそのワードを続々と投稿していました。

また視聴者が「セリフがいちいちかっこいい」と満足気な表情を浮かべたケンシロウの名言も、「キサマのような外道、俺が生かしておくと思うか」に対して「良いセリフだ」と反応していましたし、マッド軍曹とのバトル冒頭で交わされた、「神はこの戦争で我々を選んだのだ!」に対する「オレは選んだ覚えはないぞ」の返し、そして続けざまに放たれた「誰だ!?」に対してケンシロウが答えた「死神だ」についても、前回の振り返り映像ながら印象に残ったようでした。


こうしてマッド軍曹から組織のトップ「カーネル」の居場所を聞き出したケンシロウは、この悲劇に終止符を打つため単独で本拠地へと向かいます。そこで待っていたのはマッド軍曹が「あのお方は超能力者だ!!」と恐れた相手であり、「ゴッドランド」建設を画策した張本人、カーネルでした。

カーネルはもともと強い信念を持ち、国家に対してプライドを持って服従してきました。しかしその命を捧げた将軍や大企業の幹部たちは享楽にふけり、権力を意のままにする見下げ果てた存在です。カーネルたちがどんなに強い組織力を持っていても、将軍の指先ひとつで発射されるミサイルには適わないと嘲られ、そのプライドをズタズタにされてしまいました。

そしてその愚かな言葉通り、核ミサイルの発射ボタンが押されてしまい、文明はあっけなく滅び去ったのです。そこでカーネルたちは考えます。「我々は鍛えられた肉体のおかげで生き残った」と。

こうしてカーネルたちは同じ過ちを起こさないため、神に選ばれた(と思いこんだ)自分たちが優秀な民族を残すのだとゴッドランドを作り上げようとしたのです。これに対して視聴者は「そうか?と思うけど、実際出てくるのはムキムキな奴らばっかりなのでそうなのかもしれん」と疑問符を浮かべながらも納得します。

さらに状況は動き、いよいよケンシロウとカーネルの対決シーンへ。

実は南斗聖拳の流派のひとつ「南斗無音拳」を会得していたというカーネルは、その超能力と見間違うバトルスタイルでケンシロウを圧倒した……かに見えましたが、カーネルの余裕の笑みはしだいに凍りつき、北斗の暗殺拳の前に打ち砕かれてしまいます。
一時はケンシロウを案じて追ってきたリンとバットがピンチを呼び込むことになりましたが、それでもその時にはすでに決着がついており、逆転劇へと至ったのです。

この展開に視聴者は、「リンの行動力の凄さよ」「だいぶ無茶をするリン」とハラハラしつつ、リンに優しく接するケンシロウを見守りながら、「ここでリンを責めないあたりがケンシロウよね」と“世紀末救世主”の器の大きさを実感していました。

ケンシロウの活躍によって、またひとつ、世紀末に明るい兆しが見えた本作。次回の展開でははたして何が起こり、ケンシロウの出番がやって来るのか? 次回放送は5月15日(金)の25時です。

◆◆◆『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』放送情報◆◆◆

【放送情報】

2026 年 4 月 10 日(金)より放送中

TOKYO MX/BS11 毎週金曜 25:00~

Prime Video 毎週金曜 25:00~世界独占配信

※初回 4 月 10 日(金)および 4 月 17 日(金)は 2 話連続特別編成。

【STAFF】

原作:武論尊、漫画:原哲夫、監督:前田洋志、シリーズ構成:犬飼和彦、キャラクターデザイン:久恒直樹、副監督:小笠原一馬、アニメーションディレクター:こうじ、美術監督:青井孝/清水稚子、色彩設計:田中美穂、CG 監督:池田晋治、CG スーパーバイザー:小石川淳、撮影監督:高橋佑樹(高は「はしごだか」)、編集:金山慶成、音響監督:小沼則義、音楽:林ゆうき、オープニングテーマ:[Alexandros]「Hallelujah」、制作協力:NIA アニメーション/きしだ Studio BACU、アニメーション制作:トムス・エンタテインメント / 第 7 スタジオ

【CAST】

ケンシロウ:武内駿輔、バット:山下大輝、リン:M・A・O、シン:遊佐浩二、ユリア:早見沙織、レイ:中村悠一、マミヤ:青木瑠璃子、ジャギ:高木 渉、トキ:最上嗣生、ラオウ:楠 大典、ナレーション:山寺宏一

(C)武論尊・原哲夫/コアミックス, 「北斗の拳」製作委員会
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