最近はどのガジェットにもリチウムイオンバッテリーが搭載されている。しかし、そんなガジェットをいくつも持ち歩いているのに、そのままバッグに放り込むのは、安全性から考えてちょっと不安だ。
そこで、筆者が見つけてきたのはハードケース。一長一短はあるものの、うまくいけばスッキリ収納でき、ポーチ以上に安心感がある。GWの真っ最中かもしれないが、これから旅行する人にも参考にしてほしい(BCN+R 寺澤 克)。

●リチウムイオンバッテリーをいくつも持ち歩く現代人
 現代人はバッテリー内蔵機器をいくつも、無意識のうちに持ち歩いている。少なくともスマートフォンは持っていくが、それだけでなく、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホンケース、ハンディファン、スマホ用カメラグリップなど…。その量には個人差があるかもしれないが、あげればキリがない。
 それらをどうスマートに持ち歩けばよいのかは、永遠の課題だ。最近は、ガジェット収納に特化し、デザイン性も高いバックパックがいくつも登場しており、良い時代になった。ただ、使い慣れたバッグを変えるのは気が引けるし面倒だ。
●どんなバッグでも持ち物スッキリ ガジェットポーチが便利
 そんな時は、ガジェットポーチが役立つ。ケーブルやACアダプターなど、バラけがちなあれこれをすべてまとめられるから便利だ。中にポケットがなく、仕分けしにくいバッグでも、これがあれば大抵何とかなる。
ただ、パンパンに詰めてしまうとそれはそれでスマートではないし、なんとなくケーブル類やバッテリー部分に負荷がかかって心配になる。
●さらに安心感が欲しい そんな時はハードケースの出番
 そこで行き着いたのが、ハードケースだ。調べてみるとエレコムやサンワサプライといった、おなじみのメーカーがさまざまなサイズを展開しているようだ。
 レビューを読んでみると、スマホ用の三脚や自撮り棒、小型ドローンを収めるのに使う人がいる様子。とりあえず、ちょうどよさそうなサイズを見繕って購入してみた。
●多少邪険に扱っても平気 パズルのような楽しさもある
 実際に使ってみると、入れるものさえ決めてしまえば、バッグのどこに入れようが問題ない。例え、バックパックの底に入れて、その上にパッキングしても、そうそう潰れることはないだろうから安心だ。
 ケース内の仕切り方やものの入れ方を吟味するのもパズルのようで楽しい。ぴったりハマる組み合わせが見つかれば、きれいに収納できるから気持ちが良い。
●便利は便利 でも課題の方が多いかも…
 一方で課題もある。もしかすると、課題のほうがたくさんあるかもしれない。
サイズ選びが肝 失敗すると二度手間なので実物は見ておきたい
 まず、何を入れるのかを予めしっかり決めておかないと、中身がスカスカになったり、購入したケースでは小さすぎたり、なんてことが平気で起こる。
筆者も「きれいに収まると気持ちが良い」と言いつつ、製品ページの見本のようにきれいに収納できた試しはない。できれば、実物を見て購入したいところだ。
実は真四角ではない ぴったり収まりづらい
 形状も厄介だ。ケースを側面からよく見てみると、少しだけだが、底に向かうほど面積が狭くなっているのだ。サイズをしっかり測ったとしても、ぴったり収まらないケースも出てくる。
高さが合わないと中で動いて音がする
 さらに問題は、ケースの厚みだ。製品のサイズ表記は外寸と内寸で分かれている。サイクリングやトレッキングで荷物をできるだけ少なくしたい、小さくしたいといった場合には、ケースは場所を取りやすい。また、重量自体もポーチと比べると重くなってしまう。
 また、アクティビティで使う際には、高さもぴったりと合わせないと、ケースの中でものが動き音がする。音が気になる人は、この点も注意したい。フタの部分に設けられたメッシュポケットに、ケーブル類を入れ抑え込む、音を抑えるといった工夫が必要になってくるだろう。
要はパッキングの中のパッキング術が必要になるわけだ。
すぐに取り出すものには不向き
 また、中のものをサッと取り出すのにも不向きだ。いちいちケースのジッパーを全開する必要があるから、ケースを置けるスペースがないと開きづらく、機動力に欠ける。
●大事なもの・精密機器を守りたいなら使える 計算高い人ならもっと使える
 整理すると、ハードケースは頻繁に取り出すものなどには不向き、ぴったり収めないと音がする、意外と場所を取る、といったところだ。
 ただ、安心感はポーチなどとは大違い。持ち歩くけど、絶対に壊したくないものや精密機器があるなら、導入の価値はある。
 そして、筆者のような感覚派ではなく、手持ちのガジェットと見比べて、ちゃんとサイズを測ることができるような几帳面で計算高い人の方が、このケースの使い道をよく理解できるだろう。自信がある人は試してみてほしい。
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