ピアノ演奏からバス運転手、書道教室経営にイベント主催まで…。千葉県は4月から職員の兼業(副業)について許可基準を見直し、活動できる範囲を広げた。
自律的なキャリア形成にもつながる魅力的な働き方を認めて職員の確保・定着を図るとともに、地域で深刻化する人手不足に対応する。
 県人事課によると、新たに可能となった兼業は▽知識・技能を生かした活動と個人事業▽社会課題の解決に資する活動▽公益に資する個人事業-で、パソコン教室の講師や行政書士業、高齢者の買物代行などを含む。総務省の通知(昨年6月)を踏まえて見直した。
 従来は報酬を得る場合、職務上の専門性を生かすほか、公益性がある活動で▽大学での講義▽学術誌への執筆▽地域クラブのスポーツ指導▽有害鳥獣の駆除▽農作業の手伝い-などに限られていた。2024年度の兼業数は延べ378件。
 兼業の上限時間も改め、週8時間か1カ月30時間以内、勤務時間が割り振られた日は3時間以内と明確化した。これまでの上限は年間104時間のみだった。
 同課の担当者は「職員が兼業の経験を業務や政策の立案に生かすことで行政サービスの向上にもつなげたい」と語った。
(池田和弘)
編集部おすすめ