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自分の枠を飛び越える演出で「児島彩夏像」を築き上げた
――舞台「手の平」の公演とドラマ「最愛」の放送が被り、この秋はお忙しかったのではないでしょうか。今の率直なお気持ちを聞かせてください。舞台とドラマ、両方からの刺激を得られる目まぐるしい日々でした。舞台の稽古や公演が重なったことで、思っていたよりも「最愛」の撮影に参加できなかったのが心残りです。もっとしっかりキャストの皆さんとご一緒できたら、より楽しかっただろうなと思います。
――撮影期間を振り返って、最も印象的だったことは何ですか?
改めて、今作の演出を務められた塚原あゆ子さんの手法は印象的だと感じます。台本を読んだ上で、私なりに解釈した「児島彩夏像」を真っ直ぐに表現しようとしたところ、「もっとカラッとした感じで演じてみたら?」と、思ってもいない方向からヒントをくださいました。
自分なりの役の作り方に固執して頭がガチガチになっていたんですが、役柄の多面性をもっと自由にとらえてもいいんだな、と。「ドラマ」を作ることにおいて、いかに視聴者の方に強い印象を残すか。それを大事にされている方なんだなと感じました。