インテージは4月16日、ゴールデンウィークに関する調査結果を発表した。調査は2026年3月25日~3月30日、15~79歳の男女5,000人を対象にインターネットで行われた。
○GWにかける予算は平均27,660円 - 「物価高」「円安」の声
2026年のゴールデンウィーク(以下、GW)にかける全体予算は平均27,660円で、前年比94.6%と減少した。コロナ禍を経て外出・旅行需要が回復した2023年以降で最も低い水準となった。予算減少の理由で最も多かったのは「物価高・円安だから」(49.2%)。物価高や将来への不安感もあり、GWは「特別な出費の機会」から「支出を抑えたい連休」へと位置づけが変化しつつある様子がうかがえる。
なお、今回の調査結果と15~79歳の推定人口から「GW市場規模」を試算したところ、2026年の見込みは2兆6,578億円だった。昨年の2兆8,221億円から大幅に減少し、前年比94.2%となった。
○GWの過ごし方をまだ決められていない層が増加
GWの過ごし方(予定)を見ると、総じて前年から減少した。遠出やレジャーを積極的に計画する層の減少とともに、「自宅で過ごす」も減っている。一方で、「特に予定はない」(41.2%)と回答した人は前年から4.7ポイント増加。こうした結果からは、純粋に予定がない人に加えて、GWの過ごし方をまだ決めきれていない層が増えていることが見てとれる。予算や情勢を見極めながら、直前まで判断を保留する動きが広がっていると考えられる。なお、海外旅行を予定している人は全体の約1.0%。
○イランなど国際情勢の影響は?
これらの「控えめ」にも見える動きは、個人の家計状況のみが要因なのか。調査では中東情勢、とりわけイランを巡る国際情勢の影響について複数選択形式で聴取したところ、「特に影響はない」が74.6%を占める一方、「GWの予算や予定を控えめにする」と回答した人は19.6%と無視できない結果に。調査実施の3月末時点では多くの人にとってGWの予定を左右する決定的な要因とはなっていないものの、国際情勢を意識した行動の見直し・保留態度が一定うかがえた。また、海外旅行に関しては、「控える・中止」や「行き先を変更」といった慎重な対応も一部で見られ、国内へのシフトが限定的ながら起きていることが示唆される。
○国内旅行の予定は?
国内旅行(宿泊あり)では、「1~2泊」(68.6%)が前年同様もっとも多い結果だった。宿泊数が短い傾向が見られた。
一方で、宿泊をともなう国内旅行にかける予算は平均95,671円と前年から約1.1倍に。2023年以降、本調査では国内旅行予算は右肩上がりだった。
予算増加理由(複数選択で聴取)としては「物価高・円安だから」が58.1%で前年から4.1ポイント増。ほか「宿泊料金が高くなっているから」「せっかくなので楽しみたいから」も上位に挙げられた。
今年のGWは遠く・長くではなく、期間を絞りつつも満足度を重視する旅行スタイルが多そうだ。











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