映画『お艶殺し』(5月29日公開)の予告映像、ポスタービジュアル、場面カットが公開された。
○かつての恋人と再会、親友と雨の中激しい争い
予告映像は、主人公の阿部新助(三河悠冴)が、刑期を終えて出所するワンシーンから始まる。
新助は、まだ艶に想いを寄せていたが、艶は三太と付き合っていた。新助の想いを知らない三太は、新助に「艶を幸せにしたい」と口にし、新助に窃盗を手伝ってほしいと持ちかける。三太がなにかよくないことをしていることに勘づいていた艶は、新助に「別れたい」と思わず漏らし、ふたりは結ばれる。新助は三太に気持ちを打ち明けるも、雨の中激しい争いとなり、新助の手にあったナイフが・・・。
それでも、新助の艶に対する感情は止まらず、酒に溺れ、周りの者を巻き込み壊していく。一方、艶は「流されるだけじゃない。こっちが使ってやるんだ」と欲望を見せ、壊していく。
また、メインキャストの三河悠冴、直木レミ、松尾潤、さらに十城義弘監督からのコメントも公開された。
○三河悠冴 コメント
「お艶殺し」は江戸時代の商家の奉公人新助と、主人の娘お艶の、駆け落ちと墜落を現代に置き換えた作品です。脚本を読んだ時、元々気が弱かった新助が次第に豹変し、悪事に染まっていく葛藤や、お艶への真っ直ぐだったはずの思いが、どんどん利己的になっていく様に引き込まれ、悪だと分かっていながらも、そこには近づいてはいけないと分かっていながらも、深層心理で惹かれている。そんな部分が自分の中にもある事に気付きました。
直木レミ コメント
人は誰でも、周囲から「こうあってほしい」と望まれる姿に、無意識に自分を寄せている部分があると思います。谷崎作品の女性は、そうした周囲の願望に応えることに長けた存在として描かれているように感じました。原作や脚本を読んだとき、艶もまた、自主性があるように見えて、実は他者の理想に応え続けてきた女性なのではないかと思いました。だから彼女を「悪女」という記号にはしたくなくて、彼女の味方でいようと思いながら演じました。不器用なりに、撮影期間中は模索し続ける日々でしたが、ヒリヒリとした痛みや切なさ、どこか滑稽さも含めて、とても魅力的な作品になったと思います。ぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しいです。
○松尾潤 コメント
何故ここまで堕ちてしまったのか。一体どこまで行けば底は見えてくるのか。どこから間違えたのか。そもそもこれは間違いなのか。明日は我が身かもしれない。
○十城義弘監督 コメント
学校指定の通学路を避けて近道を⾏くと、ピンク映画館、ヤクザの親分の家だと噂していた豪邸、朝から道端で寝ているオジサン、勉強より⾯⽩いものが並んでいた。幽霊、宇宙⼈、暗闇、エロ、怪しくて怖いものが好きだった。JR総武線に揺られて、遅刻を気にしながら読む⾕崎潤⼀郎もその⼀つ。「お艶殺し」は⾕崎諸作品の例に漏れず、最悪を更新し続ける新助と、欲求に真っ直ぐなお艶の暗い話で、⾼校⽣の頃に戻
ったかのようにワクワクをしながら撮影した。あの時の⾃分が怪しいと思える映画になっていたら。
(C)2026「お艶殺し」パートナーズ
【編集部MEMO】
銅線窃盗で服役していた阿部新助(三河悠冴)は、刑期を終えて出所し、測量会社に住み込みで働き始める。そこへ現れたのは、事件のきっかけを作った幼馴染の徳井三太(松尾潤)と、新助の元恋人・柳田艶(直木レミ)だった。窃盗は三太に唆されたものだったが、新助はすべての罪を背負って服役していた。再会をきっかけに、新助と艶の間には再び恋心が芽生え、三太の目を盗んで逢瀬を重ねるようになる。三太への後ろめたさから、新助は再び彼の犯罪に加担し、艶との関係も打ち明ける。











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