W杯本番を目前にし、負傷離脱を余儀なくされた三笘(C)Getty Images

 来月12日に開幕を控えている北中米ワールドカップ(W杯)に向け、日本代表に暗雲が立ち込めている。

 現地時間5月14日、ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は、今月17日に行われるプレミアリーグ第37節のリーズ戦に向けた定例会見を実施。

前節でハムストリングを負傷した三笘薫の現況を明らかにした。

【動画】事態の重さを感じさせる苦悶の顔 三笘薫が負傷した瞬間

 スタジアム内が騒然となる一大事だった。第36節のウォルバーハンプトン戦にスタメン出場した三笘は、55分にドリブルを仕掛けようとボールを持ち出して加速しようと瞬間、左足裏を押さえてピッチに転倒。しばらく治療を受けてから自力で歩き、ロッカールームに下がったものの、試合後の会見でヒュルツェラー監督は「あまり良い状態には見えなかった」と吐露。事態の重さを感じさせていた。

 迎えた今回の会見でもヒュルツェラー監督の声色は明るくはなかった。

 三笘が今シーズンのプレミアリーグの残り2試合を欠場すると明らかにしたドイツ人指揮官は、「ワールドカップに関しても、まだ確かなことが言えない」と断言。「我々は日本の代表チームとも連絡を取り合っている。一緒になって決断を下す必要がある」とW杯出場の可能性に慎重な姿勢を見せた。

「我々にとっては大きな痛手だ。カオルは好調を維持していたし、チームパフォーマンスに多大な貢献をしてくれていた。だから、残念でならない。

今は、彼自身のプライバシーと健康を一番に考える必要がある」

 W杯がまさに目前に迫ったタイミングでのアクシデントには、ブライトンの地元メディアも落胆する。日刊紙『The Argus』は「ヒュルツェラーからのカオル・ミトマに関する最新情報は、アルビオンのサポーターにとっては状況を明確にするものであった一方で、日本のファンを安心させるにはほとんど役立たないものだった」と指摘。やはり事態の深刻さを伝えた。

 また、地元ニュースサイト『Sussex Expres』は、「カオルの負傷はブライトンにとって大きな懸念材料であると同時に、ハジメ・モリヤスが率いる日本代表が今夏のワールドカップに向けて準備を進める中で、母国でもショッキングなニュースとなる」とW杯出場を危惧した。

 仮に三笘が起用できないとなった場合に、日本代表はどのように穴を補填するのか。それこそ、森保監督が4年間で積み上げてきたケミストリーの真価が問われそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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