女優の木村多江が10日、都内にて開催された第30回橋田賞授賞式に登壇。『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(NHK)で演じた阿佐ヶ谷姉妹・渡辺江里子役について「赤い眼鏡を掛けたら意外に似ている」と語る一幕があった。

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 橋田賞は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成するもの。2021年4月に他界した脚本家・橋田壽賀子さんが設立した橋田文化財団が主催している。

 今回の授賞式には、橋田賞に選出された東山紀之中田喜子、仲野太賀、受賞作『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』出演の木村、安藤玉恵、さらには橋田賞新人賞に選出された杉咲花、吉沢亮らが出席した。

 橋田賞を受賞したドラマ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を代表して登壇した木村は、同作で演じた阿佐ヶ谷姉妹・渡辺役について「この役をいただいた時は『私にこの役ができるんだろうか』『この役をやるということはネタもやって歌もやるんだよな』と思って最初は大丈夫かなとドキドキした」とオファー時の心境を吐露。「けど(阿佐ヶ谷姉妹のトレードマークである)赤い眼鏡を掛けたら意外に似ているじゃないか、と自分を鼓舞して作品に参加させていただきました」と振り返り、同じく阿佐ヶ谷姉妹・木村美穂役を演じた安藤も「本当にキャスティングしていただいて幸せだったなと思います」と笑顔を見せた。

 『渡る世間は鬼ばかり』で演じた5人姉妹の三女・文子役をはじめ、橋田さんの作品に数多く出演してきた中田は「橋田先生が長年生み出された作品の数々に私も出演させていただきましたことは幸せなことだったと思っております」としみじみ。さらに「今回、橋田賞を受賞させていただきましたことはなによりの励みになります。今日、この会場に橋田先生はいらしてくださっていると思います」と言うと、壇上に飾られた橋田さんの写真に向かって「橋田壽賀子先生、ありがとうございました」と頭を下げた。

 杉咲は「たくさんの方たちと関わり合ってお芝居をさせてもらえて、自分にとって宝物のような作品に巡り会えたということだけでも本当に幸せなことなのに、このような形で尊敬する先輩方と同じ場に立たせていただけていることをとても幸せに思っております」と受賞の喜びをコメント。続けて「誰かの胸にそっと光を届けられるような作品作りができたら幸せだなと感じています。日々いろいろなことが起こっていて心が動かされたりいろいろと考えさせられたり、胸が痛むようなことも多いなと感じているのですが、自分が社会を見つめる視点みたいなものを作品に関わるということで表現していけるように務めていきたいなと思っています」と今後の活躍を誓った。

第30回橋田賞受賞一覧は以下の通り。

■橋田賞大賞
・該当なし

■橋田賞
・「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(NHK)
・「日本沈没一希望のひとー」(TBSテレビ
・橋本裕志(脚本家)
・東山紀之
・中田喜子
・仲野太賀
・井上貴博(アナウンサー
※代理授賞 TBSテレビ総合編成本部アナウンスセンター部長 小川知子

■橋田賞新人賞
・杉咲花
・吉沢亮

■橋田賞新人脚本賞
・入選作:該当なし
・佳作:該当なし