結成50周年を迎えた伝説のロックバンド「KISS」のドキュメンタリー『バイオグラフィー:KISSTORY 地獄の軍団』が、ヒストリーチャンネルにて日本初放送(Part1が4月16日20時、Part2が4月23日20時より放送)、Amazon Prime Videoチャンネルにて4月21日より配信されることが決定。貴重な本編映像の一部と、高嶋政宏や大槻ケンヂら著名人からの推薦コメントが到着した。



【動画】ポール・スタンレー&ジーン・シモンズ登場 「サンデー・ドライバー」を演奏

 本作は、結成50周年を迎えた伝説のロックバンド「KISS」の成功と苦難に満ちた全史を紐解く永久保存版ドキュメンタリー。斬新なビジュアルや革新的な楽曲で商業的成功を収めたその裏には、度重なるメンバー間の不和による苦悩が隠されていた。

 映像では、ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、現メンバーのトミー・セイヤー、エリック・シンガーに加え、ゲストのデイヴ・グロール(フー・ファイターズ、元ニルヴァーナ)、トム・モレロ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)らが、世界で最も成功したバンドのひとつであるKISSについて、これまで明かされていなかった歴史を語る。

 今回解禁された本編映像は、ポール・スタンレーとジーン・シモンズが、ニューヨーク州ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるエレクトリック・レディ・スタジオを訪れる場面からスタート。そこでジーンは、ポールと初めて出会った当時のことを振り返り「幼なじみのスティーヴン(・カーネル)からポールを紹介された。曲を作るヤツに初めて会ったんだ。“どんな曲だよ?”とか聞いた気がする」などと語る。

 そして、ポールが「サンデー・ドライバー」を弾きはじめると、ジーンがそのあとを追うように演奏を開始。「サンデー・ドライバー」はのちに「レット・ミー・ノウ」としてKISSからリリースされた曲だ。ポールはジーンについて「不愉快なヤツだったんだ。だけど、俺はちゃんと認めてるよ。当時、何もなかった俺たちが成功したのは、ジーンとの出会いが鍵だとね」と語り、隣のジーンは笑みを浮かべる。
本編映像では、この結成メンバーの二人の目線を軸に、伝説のバンドの全史を振り返っていく。

 また今回、一足先に本作を観た著名人たちから、推薦コメントが到着。俳優の高嶋政宏は「凄いものを観た…。実際の映像そして本人たちの生の言葉で綴られる、この衝撃のドキュメンタリーに激しく動揺し、打震え、そして眉間に深くシワが寄ったと同時に今まで味わった事がないほどの感動に震えた。これほどまでに時(とき)を、そしてまた自分が住んでる国、場所、時代を忘れさせる作品がこれまであっただろうか」と絶賛。

 KISSの影響でロックの道を志したというマーティ・フリードマンは「キッスのスケール感とキッスの初期から50年後の現在までの旅を3時間に纏めるのがとってもよかったです。キッス達皆苦労したね…色々ありがとう」。同じくKISSから影響を受けた大槻ケンヂは「KISSヒストリー決定版。これこそが正史なのだろう」と、それぞれ本作をKISSのヒストリーを紐解く決定版として太鼓判を押した。

 『バイオグラフィー:KISSTORY 地獄の軍団』は、ヒストリーチャンネルにて、Part1が4月16日20時、Part2が4月23日20時より放送。Amazon Prime Videoチャンネルにて4月21日より配信。

 著名人コメント全文は以下の通り。


<著名人からの推薦コメント全文>

■大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)

ファン必見!ジーンとポールによるKISSヒストリー決定版。それはもうこれこそが正史なのだろう。でも、逆に、いつかピーターとエースから見たKISSの歴史も見てみたいと思った!あとトミー・セイヤーっていい人ね。

■高嶋政宏(俳優)

凄いものを観た…。実際の映像そして本人たちの生の言葉で綴られる、この衝撃のドキュメンタリーに激しく動揺し、打震え、そして眉間に深くシワが寄ったと同時に今まで味わった事がないほどの感動に震えた。これほどまでに時(とき)を、そしてまた自分が住んでる国、場所、時代を忘れさせる作品がこれまであっただろうか。

単なるロックアーティストの物語なんていう生半可な言葉で語られるべきものではない本作は、異端でコンプレックスの塊で、さらにはエゴで凝り固まった人間の稀有な、今後、誰にも成し遂げられない超弩級の哀しみに満ちた波瀾万丈の大サクセスストーリーだ。あらゆる意味で、これから先も現世では誰も到達することは不可能だろう。

この尋常ではない、なぜ創ることが出来たのかが今だに信じられないこのドキュメンタリーの製作陣、コメントしてくれた関係者に最大級の感謝を述べたい。出来ることならこの、ドキュメンタリーこそが彼ら最大の演出でKISSメンバーの死のみが僕たちファンとの関係を別つ事を祈りたい。

ダイノジ大谷(漫才師)

エミー賞受賞の「バイオグラフィー」のKISS編はめちゃくちゃ面白かったぁぁぁぁ!!!。まさに魑魅魍魎!子どもじみたと揶揄されるバンドだけど、がゆえにロックのロマンティズムだらけなんだと思う。


エースとピーターが協力しないで金だけ要求するのもこのバンドのヒストリーを観れば不思議と理解できたりして。バンドの隆盛と堕落、それをビジネスの観点から見れるのがとてもオモロかった。で、俺は観た上で今のKISSのライブが観たいと思ったよ!!だって俺らをすぐに子ども=キッズにしてくれるんだもの!それが答えだ!!

■永野(お笑い芸人)

異端児二人が夢を見て仲間を作って世界に羽ばたくこのドキュメントを観てやる気の出ない人間はきっといないでしょう!やはり人前に出る人間たるもの奇をてらってナンボだという事でしょう!

■マーティ・フリードマン(ギタリスト)

僕はキッスの影響で、自分の人生を選んだ。キッスのスケール感とキッスの初期から50年後の現在までの旅を3時間に纏めるのがとってもよかったです。Tom MorelloとDave Grohlのとても素敵な言葉いっぱいありました。キッス達皆苦労したね…色々ありがとう。

レイザーラモンRG(お笑い芸人)

KISSの歴史と物語をかけたこの素晴らしいタイトル「KISSTORY」のあるある→「ジーン・シモンズとポール・スタンレーが、エース・フレーリーとピーター・クリスのことめちゃくちゃディスりがち♪」で大変SHOCK ME!しかし途中再結成のところで感動!…かと思いきや最後また二人は…リアルな発言ばかりのまさに1983年のアルバム「地獄の回想」でした!

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