若村麻由美が主演を務めるドラマ『この素晴らしき世界』(フジテレビ系/毎週木曜22時)の第8話に、椎名桔平の出演が決定した。ドラマ終盤のキーパーソンとなる暴力団幹部役を演じる。



【写真】刃月恭介(椎名桔平)と若菜絹代(若村麻由美)の気になる2ショット

 本作は、平凡な生活を送る“主婦”が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”になりすましながら二重生活を強いられてしまう“なりすましコメディー”。若村は主人公の浜岡妙子/若菜絹代という平凡な主婦&悪魔のような性格の大女優の2役を演じる。

 今夜放送の第8話では、物語のクライマックスに向けてさまざまなことが動き出してくるが、終盤をさらに盛り上げる追加キャストが決定。フジテレビ連続ドラマ作品への出演は6年ぶりとなる椎名桔平が、暴力団幹部・刃月恭介(はづき・きょうすけ)として登場する。

 刃月は大女優・若菜絹代(若村)失踪の原因にもなったスキャンダル相手で、若菜との不倫が疑われている男。いわば、浜岡妙子(若村2役)が、“なりすまし生活”をすることになるきっかけとなった人物だ。
さらに、刃月は初対面した妙子に驚くべき真相を明かすなど、終盤の超キーパーソンとなることは間違いない。

 刃月役の椎名は「若村さんが2役を演じ分けると聞き、“それは大変だ! 少しでもチカラになれれば”と思って参加させていただきました。今作は脚本が秀逸で、(自分の)出番は少ないのですが、とても重要な役割だと心得て撮影に臨みました」とコメントを寄せている。

 刃月は、第1話で週刊誌記事の写真として姿を見せてはいたものの、サングラス姿だったため若菜の不倫相手が何者なのか気になる存在となっていた。そして今夜、満を持して“動く刃月”が初登場する。

 まだまだ現時点では謎に包まれている刃月という男。
5年前、なぜ若菜と密会していたのか? そしてなぜ今このタイミングで妙子や莉湖(木村佳乃)、夏雄(沢村一樹)の前に現れたのか? さらに、妙子が物語序盤から連絡を取り合っている謎の人物・“Mr.Summr time”とも関係があるようで…。刃月やストーリーに関わる数々の謎が今夜ついに明かされていく。

■8話あらすじ

 浜岡妙子(若村)は陽一(マキタスポーツ)と口論になり、家を飛び出した。行くあてのない妙子が「プロダクション曼珠沙華」に向かうと、事務所では比嘉莉湖(木村)が会社を畳む場合の資金整理の計算をしていた。莉湖は沖野島紀明(吉田宗洋)の問題に取り組む決意を固めたのだ。すると、妙子のスマホに育田詩乃(平祐奈)から沖野島のカバンを盗んだと連絡が入り、怪しい薬が入ったカバンを室井セシル(円井わん)に預けたとのことだった。


 そんな中、事務所に安原光顕(西村まさ彦)がやって来て、海外の投資家たちに新会社の説明をして来たと莉湖に告げる。安原は「プロダクション曼珠沙華」の社員、タレントを移籍させる会社を設立したと言う。すでに國東統次郎(堺正章)の了解も得ており、莉湖の放漫経営を指摘。さらに、新会社のメンバーとしてある人物を招き入れる…。

 安原に会社から追い出された莉湖は妙子に一連のことを謝り、「これで終わりにしよう」と言うのだが、妙子は納得出来ない。翌朝、妙子は水田夏雄(沢村)に会う。
若菜絹代(若村2役)が家に帰っていることを告げる夏雄に、妙子は莉湖が沖野島の件をあきらめたことを話す。夏雄も自分には誰かの人生に口出し出来るような資格はないと言うが、やはり妙子は納得する事が出来ない。

 妙子は陽一に電話をして、あきら(中川大輔)もいる事を確認して自宅に帰ることに。そして、家族との話を終えた妙子は莉湖に電話し、ある提案をする…。

 木曜劇場『この素晴らしき世界』は、フジテレビ系にて毎週木曜22時放送。