よしながふみの同名コミックを実写化したドラマ10『大奥』(NHK総合/毎週火曜22時)Season2の「幕末編」(第20回)が5日の今夜放送される。

【写真】家茂(志田彩良)と和宮(岸井ゆきの) 『大奥』Season2「幕末編」(第20回)場面カット

 3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こしたよしながふみ作『大奥』。

ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描いたこのコミックを原作に、NHKでは3代将軍家光から8代将軍吉宗までの物語をドラマ化し、今年の1月期に放送していた。

 Season2では、吉宗(冨永愛)の遺志を継ぎ若き医師たちが“赤面疱瘡”撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、江戸城無血開城のためにほん走する幕末・大政奉還の物語を初めて映像化する。

■第20回あらすじ

 弟の身代わりとして降嫁した成り行きを家茂(志田彩良)に打ち明けた和宮(岸井ゆきの)。予想に反して好意的に受け止め感嘆する家茂に拍子抜けした和宮だったが、人の心に寄り添える家茂の思慮深さに触れ、次第に心が解きほぐれていく。

 慶喜(大東駿介)から上洛を頼まれた家茂は、勝(味方良介)の助言を元に帝(茂山逸平)に直接、開国の意図を伝え説得しようと試みる。

 やがて和宮が総触れに現れるようになり、大奥内が落ち着きを取り戻してきた頃、京に残した息子を心配する観行院(平岩紙)が取り乱し始める…。


 ドラマ10『大奥』Season2(NHK総合/毎週火曜22時)はNHK総合にて毎週火曜22時放送。