窪塚洋介と亀梨和也がダブル主演するドラマ『外道の歌 SEASON2』がDMM TVで独占配信中。窪塚と亀梨が“復讐屋”のバディ、カモ&トラとして濃厚なドラマを紡ぎ、視聴者をくぎづけにしている。
【別カット】ギャップがメロすぎ! かわいいポーズも決めてくれた窪塚洋介&亀梨和也(撮り下ろし全10枚)
■約1年ぶりに帰還!
渡邊ダイスケによる人気漫画を実写化した本作は、復讐屋を営む男たちを描くクライムサスペンスドラマ。表向きは小さな古書店を営む2人の男、鴨ノ目武ことカモ(窪塚)と島田虎信ことトラ(亀梨)。しかしその正体は、被害者に代わって残酷な報復を与える“復讐屋”。あらゆる復讐代行の依頼がやってくる中、シーズン2ではカモの親友が現れる。さらに取材と称して殺人を続けるサイコパス、復讐を支援する巨大団体など、狂気だらけの“外道”が交錯していく。
――待望の続編となるシーズン2が実現しました。第1話からカモ&トラの個性とバディの魅力を堪能できますが、撮影時にはキャラクターの感覚をすぐに取り戻せましたか?
窪塚:シーズン1の撮影が「一昨日終わった」と感じるくらい、シーズン2に向けて何の違和感もなく役作り、現場作りができました。シーズン1のラストからシーズン2の1話にかけて、直結したストーリーになっていることも大きかったかもしれないね。
亀梨:シーズン1から1年ほど空いていたので「どういう感じになるのかな」と思っていたんですが、衣装合わせでスタッフさんの顔を見たりしながら、スッと現場に入ることができて。とても不思議な感覚でした。
――トラから「能面サングラス」と言われるカモは、静かな迫力と圧倒的なオーラを放つキャラクターです。一方、関西弁やキレキレのアクションを繰り出す躍動感あふれるトラ。続編に飛び込む上で、役作りにおいてさらに突き詰めていきたいと感じていたことはありますか。
窪塚:安定して、低い声を出すということです。セリフが少ないので、徹底してやることができました。とにかくカモはちょっとした動きも許されないような役なので…。ファニーなシーンで見せる、トラの自由さが羨ましくもありました。カモは「植物の役なのかな…」と思うくらい動かない(笑)。
亀梨:あはは! 幼稚園のお遊戯会でよく見る、木の役みたいな。僕、風の役をやったことがありますよ(笑)。
窪塚:それはもう、神の領域だね(笑)! カモはがんじがらめで、例えば少し“窓の外を見る”という動きをするだけでも、監督から「今のはちょっと、カモさんっぽくなかったです」と演出が入ります。
■正反対のバディを演じ、お互いに感謝
――4年前の回想シーンでは、サングラスを外したカモの“父”としての表情を見ることができます。
窪塚:シーズン1、そしてシーズン2も4年前の回想シーンでクランクアップを迎えています。とてもキツいシーンではありますが、あのシーンはカモの悲しい土台を確かめることができる場面です。あの出来事があったから動かず、笑わないカモになった。俺はカモとして笑ったことは、一度もないですから。どんなファニーなシーンを撮影していても、彼の中に痛みは存在し続けている。そういったことを振り返られるような場面です。
――トラは1話冒頭から、溝端淳平さん演じる鶴巻を相手にバチバチのアクションを繰り広げています。
窪塚:亀ちゃんのアクション、すごかったよね! 撮影現場でも「これは早回しを見ているのかな」と思う時があって。普通に「すごいね!」と言ってしまいました。
亀梨:トラとしてのアクションを演じる時は、硬くならないように臨み、荒っぽくというか、きれいにやりすぎないことを意識しています。
窪塚:逆にカモは、ずっと決まり続けているんですよね。自由に動くトラと、動けないカモ。心構えとしても正反対なんです。
亀梨:カモが動いた時にはすごく意味を持つし、トラが止まった時にも意味を持つ。そのメリハリが面白いですよね。
――初共演となったシーズン1を経て、お互いについて発見したことはありますか?
窪塚:シーズン1から、頼れる存在として信頼関係がより深まっていると思います。亀ちゃんは、独立して環境が変わったこともあって、雑談をしていても制作側としての話や自分の体験から生まれる感謝の気持ちを語ることが増えた気がしますね。環境の変化が、亀ちゃんにいろいろな影響をもたらしているようで良かったなと。
亀梨:窪塚くんは、“かっこいいカリスマ”という印象がありました。そして今でも、そういう存在としてそばにいてくれます。シーズン1の撮影が始まった頃、僕はとにかく体当たりで、初日から肩をぶん回していたんです。そんな時、窪塚くんが「この現場はこうやって進めていこう」と自然と空気感を作ってくれたり、現場の温度調節をしてくれる。ものすごくありがたかったですし、その温度感に浸らせてもらいながら現場にいることがとても心地良くて。窪塚くんって本当に独特で、誰にも当てはまらないような方。いろいろな話し合いをする関係になれて、すごくうれしいです。
窪塚:何せトラはセリフにしろアクションにしろ、負荷がかかる役だからね。そんな中、俺が作りたいと思う現場の空気感も察知してくれて、あうんの呼吸でバディを作ることができた。すごく信頼できるし、日々感謝しています。裏側としても、本当に良いバディだと思います。
亀梨:窪塚くんがスタッフさんとのコミュニケーションやキャストへの気配りを含め、現場の空気作りをしてくれて。そういったことを考えても、カモとトラの関係値に近い感覚でバディを作れたような気がしています。
■40代の働き方とは?
――ハードな復讐劇が描かれる本シリーズ。お仕事に臨む上で、「悔しい」という気持ちが良い影響を及ぼすことはありますか。
窪塚:今は、基本的に全ての出来事を「プラスになるように」と捉えるようにしています。ただ20代前半の頃、まだSNSがなかった時代には、メディアに自分の真意とは異なる形で報道されることがよくあって。それは大きなフラストレーションやストレスでもありましたね。でもあの時期があったからこそ自分は強くなれたと思うし、自分自身はどんな人間なのか、自分の仲間やファミリーはどんな存在なのかなど、より大切なものを確かめられるようになった気がしています。結果として、すべて良い経験だったということです。
亀梨:「悔しい」と思うことは、しょっちゅうあります。歌っていても、踊っていても、お芝居をしていても。
窪塚:ゴルフをしていてもね。
亀梨:ゴルフをしていても(笑)! 逆に大満足で終わったものなんてないくらい、「もっとこうした方が良かったかな」ということの繰り返しです。もちろんいつも全力で挑むわけですが、ベースとして正解がない仕事なので。「あそこは良かったな」と思うことがあったとしても、常に悔しさを抱えていると思います。「悔しい」「リベンジしよう」、そういったことの連続です。
――40代に突入し、お仕事へのモチベーションが変化したことがあれば教えてください。
窪塚:「好きだからやる」「やりたいからやる」という気持ちがベースにあることが1番大事だと思っていますが、今は「昔だったらやっていないだろうな」と感じることにも、やりたいことと同じモチベーションで挑むようにしています。そうすることで何か言われることも怖くなくなったし、やってみたら面白いと感じることもある。そういった変化が起きています。
亀梨:僕はまさしく今、変化の段階だと思っています。まだ10代、20代、30代で培ってきた経験や感覚に助けられているところが大きいですが、時間の配分を含め「これから変わらなきゃ」という意識を抱いています。物理的に裏側の作業をする時間も圧倒的に増えているので、これまでの感覚でやっていたら時間が足りなくなってしまう。40代に突入して一つ一つしっかりと選択をしていかなければいけないし、変わらなければいけない時期に差し掛かっていると思います。
――そんな中、本シリーズはお二人にとってどのような作品になりましたか。
窪塚:これまで、カモのようなアプローチをする役は演じたことがありません。動けないという、新しい芝居を経験できた作品になりました。また、以前『アリーキャット』という映画をKj(降谷建志)とやったことがあるんですが、シリーズものとしてここまでのバディものをやるのも初めてのことです。シーズン2の撮影を通して改めて、亀ちゃんと自然と良いバディになれたという感覚を確かめられました。よく会うから友だちというわけでもなく、どれだけ会わない時間があったとしてもパッと以前のような空気になれる。それがすごくうれしいです。きっとこの先々も思い返す作品となり、俺にとって大きな力になっていくと感じています。
亀梨:今おっしゃっていただいたことを、僕も感じています。こういったハードな作品に臨む上では力が入ったりするものですが、そういった覚悟も共有することができました。もちろん全力をぶつけるので力が入るものですが、窪塚くんと一緒だと変な筋肉痛を起こさないというか。とにかく心地が良いんです。シーズン1のクランクインを思い返すと、こんなふうにお話できるようになれるなんて想像できませんでした。窪塚くんとの共演、そしてこの現場を通して、一歩進んでみたり、挑戦してみたりすることで、思ってもみないものが得られるということを実感できました。それは僕にとって、大きな財産です。
(取材・文:成田おり枝 写真:上野留加)
DMM TVオリジナルドラマ『外道の歌 SEASON2』はDMM TVで独占配信中(全6話/毎週木曜最新話配信)。

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