【関連】田中れいな、モーニング娘。卒業公演の模様
オープニングで、田中率いる4人組ガールズバンド、LoVendoR(ラベンダー)が登場すると、会場は田中のイメージカラーでもある水色のサイリュームで一色に。オリジナル曲『この世に真実の愛が一つだけあるなら』で一気に会場を盛り上げた。
MCで、田中は「みんなと一緒にステージに立てるのは最後になってしまうけど、しんみりなってしまうけん、今日のライブを最後まで楽しく盛り上げていきたい」と会場の観客を盛り上げた。
続けて突然、道重に「相談がある」と手をあげ、「サブリーダーつくったらなんでどうかな」と提案。「事務所の人と決めたので発表します」とまさかのサプライズにメンバーも驚きの表情のなか、9期メンバーの譜久村望と10期メンバーの飯窪春菜がサブリーダーとして発表された。
譜久村はまさかのサブリーダー就任に涙ぐみながら「9期が支えなくては思いながらもうまくできない」とプレッシャーを感じている様子だったが、一呼吸して「自分ができることを精一杯頑張りたい」と誓うと会場からは「頑張れ!」と大歓声が起こった。飯窪は、「なるべくリーダーの邪魔をしないように」と謙虚に語った。
最後の挨拶で田中は、「アイドルって夢と希望を与える仕事なのに、でもれいなは夢と希望と“心配”を与えるアイドルだなって思います。何回もブログの更新を止めたり、コメント欄に反撃したりしてファンのみんなもそうだけど事務所の方にも迷惑かけたなって感じています」と反省。「この場をかりて謝らせてください。いっぱい問題を起こしてすみませんでした」と謝罪したが、「でもこれから先も何かしでかすかもしれません。いや、しでかすでしょう。それでも、れいなについてきてくれますか?」と会場のファンに呼びかけるとファンからは大歓声。「正直心配なメンバーも多いんです。だから皆さんこの先もモーニング娘。を支えてくださいね。お願いします」と田中らしい表現で、残されるメンバーへの応援をお願いした。
さらに「れいなは卒業後も好きな歌をバンドでやっていけるので幸せです。みなさんこれからもれいなを見守っていてください。みなさん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」と最後まで涙を見せなかった。
恒例の卒業セレモニーでは、メンバーから田中のバンドにちなんでラベンダーの花を渡し、ひとことずつ田中へ感謝の言葉を伝えると、田中もメンバーへひとりひとりアドバイス。道重からは「10年間一緒にいたかられいなのすごいところはいっぱい知っているけど、やっぱり一番はなんといっても歌がうまい!これは一生さゆみには真似できないから」と話すとすかさず、田中が「そうだね」と相打ち。「ちょっとぐらいフォローしてよ。でも、歌で人を感動させることができるれいなを本当にすごいと思うので、これからもラベンダーとして大好きな歌を歌っていってください」とエールを送った。
しかし続けて道重は「れいなが抜けると痛いなと思う。平均年齢をあげる重みもあるし、これから愚痴をこぼせなくなる…」と本音を吐く場面もあったが「でも、れいなが“6期最高”って言ってくれたからうれしい。いつまでもそう言われるように頑張るね!」と最後はリーダーとして前向きに誓った。
Wアンコールの『しゃぼん玉』まで27曲を完全燃焼でやりきり、田中のいつもの挨拶「お疲れいなー」で最後のステージを降りた。