ティム・ロビンス&スーザン・サランドンの息子マイルズ・ロビンスと、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガーが共演する映画『ダニエル』より、“何かがおかしい”異様な空気が漂う場面写真が一挙解禁された。

【写真】謎の数式が刻まれた肉体美、不気味な笑みも『ダニエル』場面写真

 本作は、内気で繊細な青年と、圧倒的カリスマ性を持つ“空想上の親友”という、両極にある2人の恐ろしくも美しい関係を描いた“イマジナリー×スリラー”。

製作は映画『ロード・オブ・ザ・リング』の俳優イライジャ・ウッド。

 孤独な幼少期を過ごしていたルーク(マイルズ)は、ある事件を機に“空想上の親友”ダニエル(パリトック)を記憶から呼び起こす。ルークの人生はダニエルのおかげで何もかも順調に進むようになり、やがてダニエルが必要なくなっていく。しかしダニエルはそれを許さず、次第にルークの精神を支配しようと動き出す。

 解禁された場面写真は、ダニエルとルークの“妖しい関係性”がうかがえる6点。どこかはかなげにルークの寝顔を見つめるダニエルや、廊下の片隅で体育座りをしながら見つめあう2人の姿からは、互いを必要とし合う“親友以上”の特別な関係性が伝わり、見る者の想像力をかき立てる。

 その一方で、仲むつまじい様子とは対照的に、ダニエルがルークに冷たい視線を向け、まるで別人のような表情を見せるものや、謎の数式が刻まれた肉体美を披露する姿、不気味な笑みを浮かべる様子を捉えたものも。その“何かがおかしい”異様な空気が漂うカットからは、ルークもまだ知らないダニエルの、えたいの知れない恐ろしさが感じられる。

 ダニエルとルークを演じたのは、今ハリウッドから熱視線を集める注目の「二世俳優」たち。ダニエルを演じるパトリックは、映画『ミッドナイト・サン~タイヨウのうた~』などで印象付けたさわやかなイメージを封印し、内側からにじみ出る狂気を体現する怪演を見せた。ルークを演じるマイルズも、ダニエルに心身ともに追い詰められ、徐々に自分を見失いおかしくなっていく難役を体当たりで表現。絵画のように美しい見た目に反して、終始不穏な空気が漂い、底知れない狂気を感じさせる世界観を作り出している。


 映画『ダニエル』は2021年2月5日より全国公開。

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