ディズニーピクサーの最新アニメ映画『あの夏のルカ』が、6月18日より日米同時公開されることが決定。特報映像とポスターが解禁された。



【動画】ディズニー&ピクサー最新作『あの夏のルカ』特報

 『トイ・ストーリー』の“おもちゃたちの秘密と友情”、『モンスターズ・インク』の“モンスターたちの秘密と友情”、『リメンバー・ミー』の“家族の秘密と絆”、そして今年第78回ゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞と作曲賞を受賞した『ソウルフル・ワールド』の“生まれる前の魂たちの秘密と友情”など、美しく驚きと感動にあふれた物語を観客に贈り届けてきたディズニー&ピクサー。そんな彼らがさらなるイマジネーションを発揮した最新作は、北イタリアの美しい港町を舞台に“最高の夏”を描くファンタジー・アドベンチャー。

 特報は、夏の太陽が照りつける風光明媚な北イタリアの海辺の町“ポルト・ロッソ”にやってきた主人公ルカが、好奇心旺盛な様子で活気あふれる街を散策する姿や、友達と一緒に楽しいことばかりの「最高の夏」を過ごす様子が映し出される。

 しかし、そんなルカには“秘密”があった。実は彼は人間ではなく、水にぬれると姿が変わる“シー・モンスター”だった。人々は今まで1度も見たことのない“シー・モンスター”を恐れており、彼らもまた“人間”を誤解し恐れていた。絶対に人間に正体を知られてはいけないシー・モンスターにとって、人間の町は決して交わってはいけない禁断の世界。それでもルカは、好奇心から“海の掟”を破り人間の町へ来ていたのだ。映像の後半では、そんなルカがシーモンスターの姿になって海で楽しそうに泳ぐ場面や、人間に正体がばれそうになってヒヤヒヤするユーモラスな場面などを収めている。

 ポスターは、透き通る青い海に浮かびながら、美しく広がる夏の青い空を見上げるルカを描いたもの。よく見ると、彼の海中の姿だけがシー・モンスターの姿となっている。

 本作で監督を務めるのは、第84回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたピクサーの短編アニメーション『月と少年』を手掛けたエンリコ・カサローザ。
『月と少年』では、宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』の絵コンテを水彩画で描いた事を知り、自身も水彩画で絵コンテを制作するなどスタジオジブリの大ファンとしても知られている。

 作品の舞台である北イタリアで生まれ育ったカサローザ監督は、本作について「子供の頃に自分とは全く違う世界に住む少年と夏に出会ったんだ。その夏の思い出から、少年が大人へと成長する物語を作りたいと思ったんだ」と、自身の経験からインスピレーションを受けたことを明かしている。

 映画『あの夏のルカ』は6月18日より全国公開。

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