イーグランドは、2021年3月期の予想配当を修正し、中間配当(9月・権利確定済み)が「19円」、期末配当(3月)が「20円」、合計の年間配当額は「1株あたり39円」とすると発表した。
年間配当額の前回予想は「1株あたり38円」だったので、前回予想より「1円」の増配となる。今回の増配発表により、イーグランドの配当利回り(予想)は4.06%⇒4.16%にアップした。
また、イーグランドの2020年3月期の配当は「1株あたり38円」だったので、前期比でも「1円」の増配となる見込み。
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イーグランドは2021年1月29日に業績予想の上方修正を発表しているが、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響が限定的にとどまり、物件販売が好調に推移しているため、期初の予想を大きく上回る見通し」であるとのこと。また、イーグランドは「配当性向30%を目標」としていることから、業績や財政状態を勘案した結果、今回の「増配」が決まった形だ。なお、増配が発表されたのは2021年3月に権利が確定する期末配当であり、イーグランドの期末配当の「権利確定日」は2021年3月31日、「権利付き最終日」は2021年3月29日となっている。
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(予想)
イーグランドは連続増配こそ継続していないものの、2013年12月に上場して以来、増配傾向を継続している。そして、2021年3月期の配当予想「1株あたり39円」が予想通りに実施されれば、2年ぶりに前期比で「増配」となる見通しだ。
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また、イーグランドの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。増配傾向が始まる直前の2014年3月期から2021年3月期までの7年間で、イーグランドの年間配当額は「1株あたり10円」から「1株あたり39円」まで、3.9倍に増加している。
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参考として、イーグランドの株価も確認しておこう。
■イーグランド(3294)の株価チャート/月足・上場日~発表当日(2021年3月10日)
イーグランドの配当利回りは?イーグランドの2021年3月10日時点の株価(終値)は936円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※イーグランドの配当利回り】
株価:936円
年間配当額:中間19円+期末20円=39円
配当利回り:39円÷936円×100=4.16%
イーグランドの配当利回りは4.16%。2021年2月の東証1部の平均利回りは1.89%(配当実施企業のみ)なので、イーグランドの配当利回りは「高め」と言える。なお、イーグランドは株主優待を実施していない。
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イーグランドは、中古住宅再生事業が主軸の会社。不動産競売市場や一般の中古住宅再生市場からマンションや戸建などの中古住宅を仕入れ、リフォームを施して再販している。2021年3月期(通期)の業績予想は、売上高0.2%増、営業利益7.0%減、経常利益5.0%減、当期純利益5.1%減となっている(すべて前期比)。
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