神奈川県の茅ヶ崎市に構える酒蔵・熊澤酒造が今年140周年を迎えた。熊澤酒造は、「天青」をはじめとする日本酒や湘南ビールの製造で有名。
神奈川県を代表する酒蔵と言っても過言ではないだろう。蔵は、歴史を感じることができながらも、現代のセンスに合ったとてもお洒落な雰囲気をもつ。

そんな熊澤酒造は、1872年の創業から140周年を迎えた。記念祭として、10月最初の3連休(10月6日~8日)に、オクトーバーフェストが開催される。オクトーバーフェストは今年で14回目、毎年列ができるほど盛況だという。

相模線の香川駅というところに佇み、都心からのアクセスはやや時間がかかるにもかかわらず、毎年行列ができるというのに納得することのできる内容。


ピルスナー・アルト・シュヴァルツ・IPA・ヴァイツェンボック・マイボック・オートエール・チョコレートポーター・ゴールデンエール・ベルジャンスタウトといった湘南ビール10種類が飲み放題(ラインナップは当日の状況により変更あり)。

食事は、農園トマトとモッツアレラのカプレーゼ、トラウトサーモンのマリネ、ガーリック風味のフライドポテト、若鶏のから揚げ、しらすと明太子のスパゲティー、ピッツアマルゲ リータ、ピッツアフロマッジョ、ローストビーフ、秋鮭の南蛮漬け、岡本豚のとろとろチャーシュー、秋茄子と魚介の茸餡掛け、戻り鰹のタタキ、棒々鶏風サラダ、デザート、モキチブルストの自家製ソーセージ等が用意されているとのこと。

湘南地ビールとそれに合うビュッフェがついて2時間で3500円(延長30分毎に500円)なので、とてもお得な内容となっている。

さらに、今年は、140周年を記念して、“禁断のどぶろく”が解禁される。熊澤酒造の杜氏・五十嵐さんに話を聞いたところ、
「創業140周年となり、“創業当時を振り返ろう”ということで調べた所、どぶろくの存在が明らかになり、春から酒造免許の申請など行い製造許可がおりました。
9月18日の週より仕込みを開始し、10月6日のオクトーバーフェスト初日に間に合わせる予定です」とのこと。


ちなみに、“どぶろく”とは、発酵させただけの白く濁ったお酒のこと。炊いたお米に、米こうじや酒粕に残る酵母などを加えて発酵させることによって造られる、日本酒の原型とも言われている。

最後に、今回のイベントについて。
「今回のオクトーバーフェストは熊澤酒造創業140周年記念として開催するので、どぶろくの醸造をオクトーバーフェストに合わせ開始します。10種類のビールと共に楽しめる飲み物となります。
また、入り口横の物販スペースではガラス細工・骨董品の販売と日本酒・ビールの販売を行います。
会場ではライヴ等も予定していますので楽しいひと時をお過ごしいただけます」(五十嵐さん)

秋の3連休、美味しい地ビールと食事を楽しみに、湘南まで旅行がてら立ち寄ってみては? 本当は、人に教えたくないくらいにオススメ。
(ナナ)

■ オクトーバーフェスト ~熊澤酒造140周年記念祭~
日時:2012年10月6日・7日・8日 11時30分~21時(最終入場19時)
最終日は20時30分まで
アクセス:神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7 JR相模線「香川」駅より徒歩7分

料金:大人3500円/中高生1500円/小学生1000円
(入場時、別途グラス保証代1000円。グラス返却時に返金)
2時間飲み放題、ビュッフェスタイル
滞在時間が2時間を超えると30分毎に500円追加料金が発生

詳細はこちらまで。

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